第一九章 宴のあとに
実演ショウは深更まで休みなく続いた。満座の中で母娘は白い裸身を狂おしいまで身悶えさ
せながら、狂い泣き、泣き咽び、何度となく失神を繰り返しつつ、おぞましくもあさましい痴態を
演じ続けなければならなかった。夜具の四隅に仕掛けられている高性能の集音マイクは、牝
の悩ましい涕泣を増幅させ、室内がワーン、と響き渡っている。 障子紙を震わせるような、か
ぼそく長い千絵の涕泣、子宮の奥を激しく突かれるたびに、ヒッ、ヒッ、と喉から絞り出すような
啼き声をあげるめぐみ。そして、次第次第に絶頂に追い込まれて、あられもない卑猥な言葉を
何度も、絶叫する母娘・・・・女遊びに慣れた客たちも、固唾を呑んで濃厚きわまりない淫猥な
肉交ショウを凝視するばかりだ。ショウの終了後、客達がそれぞれ牝奴隷をあてがわれて部
屋に引き上げたのは夜も白むころであった。
数日後、香港での取引を終えて帰宅した剛蔵は、信代から実演ショウが上首尾の内に終了
したとの報告を受けた。あの美しい母娘が犬畜生にも劣る振る舞いを満座の中で演じた場面
に立ち会えなかったのは、なんとも残念だった。録画ビデオをオフィスの大型スクリーンで再
生する手も、もどかしい。
「ひぃっ・・・・・ひっ、ひっ、ひっ・・・・・ゆ、ゆるしてっ・・・・」
悩ましい涕泣の響きとともに、ピンク色に塗れそぼった母奴隷の、そして娘奴隷の性器がスク
リーンいっぱいに拡がる。まるで生き物のように、濡れた花弁はヒクヒクとうごめき、開いた内部
の肉襞を剥き出している。男の手が、仰向けに押し倒された千絵の、めぐみの華奢な足首をつか
んで高くあげさせ、無毛の性器をこれ以上ないまでに剥き出しにさせ、貫いている。貫かれ、迪送
されるごとに、母奴隷の白い乳房がブルンブルンと弾み踊り、リンゴのような娘奴隷の乳房も左右
に揺れている。二人の真っ白い乳房がフルフルと揺れている。
「ほれ、牝め!孕め!孕むんだ!」
「あぁっ、あひぃぃっ・・・あひっ、あひっ、あっ・・い、いやっ、いやぁっ・・・・」
「孕め、ほれ、孕め、孕むんだ、うりゃッ、うりゃッ、あ、うりゃッ。・・・・」
「へへへ・・・孕みな、めぐみ、孕むんだ、ほれっ・・・」
「ひっ、ひっ、ひぃぃっ・・・・・ひっ・・・い、いやぁっ・・・いやぁっ・・・・」
「ひぃぃっ、きぃっ・・・・くうぅっ・・・い、イヤッ、嫌ぁっ・・・か、かんにんっ、く、くぅッ・・に、妊娠なん
て、い、嫌ぁっ・・・・」
妊娠の恐怖に、母娘は泣き咽び、許しを乞いながらも、次第次第に高みに追い上げられるさまが
大音響で左右の大型スピーカーから部屋中に響き渡る。母娘と男達の結合部が画面いっぱいに
拡がった。母娘の体位は背面座位に移行させられていく。胡座になった男の膝の上に、両脚を開
かされて乗る全裸の姿を、はっきりと客たちの前に見せるのだ。シュパッ、シュパッ、と卑猥な音を
たてて、結合した性器が擦れ、上下する部位、揺れる乳房、牝の悶えと喘ぐ表情を、これでもかこ
れでもかといわんばかりに見せつける。客たちにとって、牝のからだの観たいところのすべてが見
える体位である。膣を貫く赤黒い醜悪な陰茎が、下から容赦なく突き上げられ、母娘は半狂乱で
あった。
「ああっ、あぁぁっ・・・・お、おかあさまっ、おかあさまっ、・・・め、めぐみ、も、もうッ、だ、駄目っ・・・
めぐみ、孕むわ、孕みますっ・・・」
「め、めぐみっ・・・・めぐみちゃん、・・・」
「あぁっ、い、いくっ、・・・いきますっ・・・お××こ牝の千絵、七、七発目、いきますっ・・・お××こ
いきますっ・・・」
「いくっ、・・・いっちゃいますっ・・・お××こ牝のめぐみ、八発目、いっちゃうっ・・・お××こ、いっ
ちゃいますぅっ・・・」
興奮した客たちは、二人の揺れる乳房を手にとって弄びながら、性器と性器の結合部を凝視し
ている。
「あぁっ・・・お××コいくっ・・・・お××コいくぅっ・・・」
「いくいくっ・・・・いっちゃう、千絵、お、お××こ、いっちゃうのっ・・・・」
剛蔵は飽くことなく、繰り返し繰り返し、母娘のアクメの絶叫と白目を剥いて悶絶するさまを
鑑賞した。濃厚な肉交後、乱れた夜具に突っ伏して、失神している姿には、男たちの意のま
まに玩びぬかれる牝の哀しさが漂っている。昂ぶりを覚えた剛蔵がすぐに二人を牢から引き
出し、肉奴隷のつとめを果たさせたのはいうまでもない。
母娘を牢に戻して、情交の余韻にぼんやりとソファーでスコッチを手にして、濃厚きわなりない
母娘の奉仕を反芻しているところに信代が現われた。
「社長。お疲れさまでございます。牝どもの奉仕はいかがでしたか?」
「ああ、久しぶりに二人を抱いたが、ずいぶん変わったのう。千絵は前にもまして色っぽくなって
爛熟そのものじゃな。乳輪も大きく拡がりおってな。それに、儂を咥えこむと待ちかねたように、オ
××コのビラビラが絡みついて奥へと吸引しようとしおるわ。ワハハハ・・・・それに、めぐみも、ずい
ぶんと腰まわりも豊かになってきおったな。しっとりと肉が付いて、敏感な牝になりおったぞ。締め
つけかたも堂に入っておってな。咥えこむと、さかんに腰を振りおるわ。ハハハハ・・・・」
牢に戻されるとき、これからも主人好みの牝として、精一杯つとめを懸命に果たすゆえ、どうか肉
市場だけは許して欲しいと、哀切きわまりない声で泣訴する千絵の声が、剛蔵の耳の底にこびりつ
いていた。
「それは結構でございますね。あたくしとしても、調教のしがいもあったというものですわ。」
一応は剛蔵に合わせたものの、信代は不機嫌そうである。やはり手放しで黒羽社長に母娘のこ
とを自慢されると、女としての嫉妬が頭をもちあげるのだろうか。
「実演ショウの後は、二人とも大分やつれたようだな。少し休ませたほうがよいかもしれん。孕んだ
となれば、出産させるまでは大事な商品だからな。」
母娘との濃厚な肉交の後、二人がひしと、剛蔵にしがみつき、哀切きわまりない声で、可愛い牝に
なるゆえ、競売だけは許して欲しいと、哀訴する声が耳の底にこびりついている。
「あらあら、社長、・・・・今さらそんなことおっしゃって、仏心を出されては駄目ですわ。牝はちょっとで
も甘い顔を見せればつけあがりますわよ。」
「いやいや、信代。香港でも妊婦の母娘と遊んだんじゃが、あやうく責め殺すところでな。それに、万
一流産させては元も子もないからな。」
「まあまあ、それはまた、ずいぶんとご執心ですこと。でも、めぐみのほうはともかくとして、千絵のほ
うは大分くたびれてきたんじゃございません?ハメ潰してしまうお積もりならともかく、処分なさるんでし
たら、今のうちですわよ。時機を失すると買い叩かれて、犬専用の牝犬としてしか売れませんわよ。実
は社長、母娘の孕み牝をセットで欲しいというバイヤーがアラビアから来てるんですよ。あの母娘が妊
娠してくれるなら、お誂えじゃないでしょうか。」
「うむ、だがな、信代。あれほどの牝はなかなか手に入らんぞ。まだ処分は早いんじゃないかね?。」
「おホホホホ・・・・・そんなことはございませんわ。千絵ぐらいの牝ならあたくし、心当たりがあります
のよ。実は、現在捕獲の計画を練っているところですの。」
「おう、それは本当かね?で、そいつはどこの、どんな女なんだな?」
「アラアラ、社長。気が多いんですのね。おホホホ・・・良家の若奥様なんですが、でも、まだ計画段
階ですからもう少しお待ちいただけないでしょうか。牝が罠に落ちた段階でご報告いたしますわ。」
「あ、うむ・・・・分かった。楽しみにしておるぞ。」
「かしこまりました。・・・・ところで、社長。無事に種付けショウも終えたことですし、ここいらで千絵
とめぐみをそろって肉体改造をしたらどうかと思うんですよ。」
「ふむ、儂もそろそろ時期が来ておると考えておったんだがな。どんな改造なんだな?」
「はい・・・・乳首にもピアスを施して、リングを付けたらいかがかと思うんですが。酒席では肴を
乗せたトレーを付けて接待役をさせても面白うございますし、散歩させるときも、首輪のかわりに
リングに直接、リードを繋いで引き回すこともできますわ。牝のつとめぶりが十分でないときは、
仕置きとして、一升びんを左右の乳首からぶら下げます。中の水量を適当に調節すれば、重さも
加減できますし、ラビアのリングも併せて一週間ぶっ通しでそのまま放置すれば、乳首もラビアも
伸びきって孕み牝にふさわしい躰になりますわね。」
「うむ・・・それで、めぐみの方もかね?」
「社長、めぐみはまだ80センチそこそこのバストしかありませんでしょ?社長としては物足りない
んじゃございません?この際ですから、豊胸手術を施したらどうでしょうか。」
「うむ、めぐみにはパイ擦りは無理じゃからな。だがな、信代。あの娘はやっと一六歳になったば
かりじゃぞ。まだ年端もいかない娘がおっぱいばかりでかいというのはアンバランスじゃないかね。」
「アラアラ、おホホホ、そのアンバランスがおもしろいじゃございませんこと?年端もいかない少女
が、おっぱいばかりが大きいのも、妖しいものですわよ。それに、母娘でのダブルパイ擦りをお楽し
みになれるってものですわ。」
「はははは・・・・、そいつも悪くないアイディアだな。・・・・・・おい、信代、ところでこいつらが首尾良
く妊娠するってぇことになると、赤んぼうはどういう関係になるんかな?え、千絵の産むほうはめぐ
みの兄弟で、めぐみの産むほうは千絵の孫ってことになるかな。」
「あら、そういうことになりますわねぇ、おホホホ・・・・千絵は婆ぁになると同時に母親にもなるって
わけですわね。そのうえ、生まれてきた子は叔父か叔母ってことですかねぇ。ホホホホ・・・・まあ、
犬畜生でも考えられない組み合わせですわねぇ」
「わハハハハ・・・・・そいつは趣向だな。まったくもってお前は天才だな。」
これが悪魔の哄笑というものだろう。地獄は際限なく続くようであった。
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ショウが大成功裡の内に終了し、黒羽興業の収益も飛躍的に伸び、剛蔵は笑いが止まらない。
その日も新しい二人の牝奴隷とのソープ遊びをしている時であった。舌足らずの鼻にかかった甘
え声をたてながら、二匹の牝が剛蔵の両膝に跨ってボディ洗いをしている。最近手に入れたばか
りの人妻である。
「失礼します・・・・ウィスキーをお持ちしました。」
浴室の外から信代が声をかける。牝の肌を愉しみながら酒を飲むのが剛蔵の趣味だ。
「うむ、入れ!」
懸命に励んでいる二人の牝は、ビクッ、とからだを強ばらせる。信代は牝たちにとって、この上なく
怖ろしい存在である。信代はワゴンを押して入ってきた。 グラスに氷を浮かべ、マドラーで攪拌さ
せて剛蔵に差し出す。
「うむ、ご苦労」
「社長、おめでとうございます・・・・」
こころもち、信代の頬が紅潮している。
「ん?」
「いえ、めぐみがついに孕んだんですのよ。先程検査をしたところ、2ヶ月だそうです。」
「ほう、それは・・・」
両膝に跨った二人の牝の白い尻を撫で上げながら、剛蔵はにんまりした。
「それで、今後の計画は?」
「社長、その話は後でも宜しいんですが、まずはご報告までと思いまして」
「いやいや、まずはそれを聞いておきたいな。」
「ただ、残念なことに千絵のほうはまだですの。そこでめぐみに母親の調教係をさせて、再度
実演ショウに千絵を出してみたらどうかとおもいましてね。夜会での実の娘の手によるお孕み
ショウ調教は受けること請け合いですわ。」
「ほう、そいつは面白そうだな、うむ、だが、そいつはちょっと難しいじゃないかな。なんせ、め
ぐみはまだ一六歳になったばかりじゃぞ。そんな遣り手婆のような役割をこなせるもんじゃなか
ろうが・・・」
「もっともですわね。ですが、あの牝ども、肉市場に出されることを、死ぬほど怖れてますから
ねぇ。それがこちらの付け目なんです。あたくしがしっかり仕込むます。めぐみも、必死で励むと
思いますわ。社長も、実の娘に叱られて泣く泣く、種付け調教を受ける千絵をご覧になりたくご
ざいませせんの?」
「うむぅ、そいつは、何と・・・・よし、分かった。信代、しっかり仕込んでみろ」
「かしこまりました。万事おまかせくださいませ。それでは、失礼いたします」
信代はほくそ笑んだ。あの母娘は堕ちるところまで堕ちるのだ。
「牝ども、女であることの悲哀を骨身にこたえるほど味あわせてやるからね。」
外はにわかの驟雨で、庭の草木を濡らしている。それは、逃れられない母娘の涙を象徴する
かのようであった。
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