新しき牝豚

白百合祭での屈辱的なストリップショーを演じたのち、綾子と加奈子は何かが吹っ切れたようにストリッパーとしての道を歩んでいた。もう人前で性器を晒すことにさえ何の羞恥も感じない当たり前のことになっていたのだ。もう墜ちるとこまで墜ちたのだと二人は思った。だが僅か一年後には身も心もぼろぼろになって「ちょんの間」と呼ばれる最低の淫売宿に売られ、毎日数十人の客を相手に股を開いていようとは想像もしていなかったのである。

康介は、綾子と加奈子をストリップ劇場に連れて行って以来、2週間ほどは悪友の亮平と遊び呆けていた。もう彼女らのことなどすっかり忘れているのだ。そんなある日、家でのんびりDVDの映画を見ている所に、母親の玲子が全裸の女を連れて入ってきた。

「こぉちゃん、お待たせしたわねぇ、ほら約束通り新しい牝豚を連れてきたわよ!」

康介が目をあげると、そこには望んでいた通りの銀行員、本条美由紀が全裸で立っているのだった。

「ママって本当に凄いや!何だって出来ちゃうんだね!」

康介は目を輝かせてみせる。

「うふふ・・だから言ったでしょ、ママはこぉちゃんの欲しい物はどんな物でも手に入れてあげるって」

「ぼく、まだ映画見てる途中なんだ。あとで遊ぶから、そこへ置いといてよ」

康介はちらりと新しい牝豚に視線を投げかけただけで、テレビの画面に夢中になっている。

「あら、ほんと、こぉちゃんたら気まぐれ者なんだから・・お勉強も、ちゃんとやるのよ」

玲子は苦笑いしながら部屋を出て行くのだった。
「なに、ぼんやり立ってんだよ!ほら、しゃぶってみな!」

康介はズボンとパンツを脱ぎ捨てると、画面を見つめたままで美由紀に命じる。

「なかなか舌使いが上手いじゃないか・・そのままで尻を色っぽくふってみろ!」

(ふふっ・・思った通り、いいケツしてるぜ!)

新しい牝豚の尻を眺める康介の口元に、悪魔のような笑みが浮かんでいた。
ページを捲る