その後で、早速叔母は二匹の母娘豚を店先の往来に引き出すと、地面に打ち込んである竹杭に牝豚どもの足首を手慣れた手つきで結わえてしまいました。こうして往来を歩く人々に、大股開きで、まんこを晒さして客を集めるのですわ。
その晩の事、叔母は私の為に面白いものを見せてあげると仰って、昼間から往来に晒したままの母娘豚の所へ私を連れて行きましたの。それから鼻が曲がるほど嫌な匂いのする軟膏のようなものを牝豚のまんこに塗り込みながら、これは牝犬の分泌液で作られた、牡犬寄せの薬だよと教えてくださいましたわ。
そうして、しばらく待っていると、何処からともなく何匹もの野良犬が牝豚に群がるように集まって参りました。牝豚の母娘は、じっと目を瞑ったままぶるぶる震えていましたわ。くんくんと牝豚のまんこを嗅ぎ廻っていた野良犬たちも、やがて発情して荒い息づかいをあげながら次々と牝豚に乗りかかっていったのです。牝豚のあげる悲鳴と野良犬たちの牝豚のまんこを奪い合う、獰猛な唸り声で隣の叔母の声も聞こえない程でした。そしてその時、私は気が付いたのでございます、妖しいエクスタシーに身も心も震わせている自分の姿に。そしてこの一夏の体験が女学生だった私に、牝豚ブローカーへの道を歩ませる、決定的なきっかけとなってしまったのでございます。
鈴麗の回想