(旧ポプラ社版「透明怪人」より)
思い起こせば、小学4年生のある日、図書館でふと手に取った「透明怪人」の一冊が
江戸川乱歩との記念すべき出会いでありました。
当時の小学校図書館の本棚にあったのと同じ装丁の本。カバーは外されてこの状態で並んでいた。
6年生になった頃、図書館の少年探偵団シリーズが新しく入れ替えられた。
しかも種類が一気に増えて、大感激!・・
同じく旧ポプラ社版の中表紙・・・魔法博士の前を歩く小さな人形の絵に当時、どれほど
心がときめいたことでしょう・・・(遠い目・・(爆))
ろう人形の紳士は、ショーウィンドウの前を離れて、あるきだしました。ふしのたくさんある竹のステッキをついて、まるで機械人形があるくような、へんなかっこうで、コットリ、コットリと、あるいてゆくのです。
(ひとしお思い出の深い「透明怪人」冒頭の挿絵より)
道化師のいらない乱歩作品なんて・・・・・・(笑)