商談を詰めるため画廊を出た玲子とキャサリン。明かりの消された
薄暗い画廊に残された由紀恵と美香は、身籠もった背徳の子供を愛
おしむようにお腹の上から、そっと撫でている。やがて二人の目か
ら涙が止めどなくこぼれ落ちた。



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