眩い閃光と共にフラッシュが何度も煌めいた。
「いやぁあ〜!やめてぇえーーっ!」
悲痛な奈美の叫びが、密閉された地下室の中に響き渡る。
「ほら、大事なお見合写真の撮影じゃないか、泣いてないで、にっこり笑ってみせな!」
カメラのファインダーを覗きながら島村は、けらけら笑った。撮影を始めて30分も経っ
たろうか。
カメラの前の肘掛け椅子には、全裸に剥かれ奈美が、両足を膝の部分を椅子の肘掛けに乗
せ上げるようにしてロープでM字型に固定され、性器から肛門まで差し出すような形で縛
り付けられている。死にたいくらいに屈辱的な姿を、舐め回すかのようにあらゆる角度か
ら写真に撮られて奈美は狂ったように泣き喚き続けていた。
「よーし、ラスト・ショットはオ○ンコとけつの穴の大アップだ!」
「お願い、もう許してえぇっ!」
最も羞恥する場所に、くっつかんばかりにカメラのレンズが近づくと奈美はもう叫ぶ気力
も無くして弱々しく訴える。
「ふふふ・・・ばっちりけつの穴の皺までとってやるからな!」
乾いたシャッター音と共にまばゆいフラッシュが炸裂した。
「あぁーーーっ!」
奈美は哀しい絶望の声をあげて、失神したかのように、がっくりと顔をおとした。
池島奈美は生来の才能に恵まれ28歳と言う若さで、ファッション系の会社を経営する美
貌の女性実業家である。つい最近、仕事で知り合った同じく若手実業家の男性との婚約も
決まり、まさに幸せの絶頂であった。そんな時、ある大手ブライダルホテルに、婚約者と
共に披露宴の相談に訪れた池島奈美に応対したのが島村である。親切に相談に乗る島村に
恐ろしい裏稼業があるなどとは、その時の奈美には気づけるはずもなかったのである。
「ふふふ・・・早速、インターネットにアップしとくからな!帰ったら、このアドレスに
アクセスしてみな!」
島村はロープを解くと、小刻みに肩を震わせながら、啜り泣いている奈美に一枚の紙切れ
を手渡した。
「あぁーーっ! インターネットにアップするって・・・わ、私をどうしようとおっしゃ
るんですか!」
奈美は突然我が身に降りかかった悪夢のような出来事が未だに信じられない。島村に言葉
巧み呼び出され、同乗した車の中で薬を嗅がされ気を失った奈美が、次に気が付いた時に
は、すでに全裸で椅子に縛り付けられていたのである。騙された自分を、いくら後悔して
ももう遅かった。
「ふ・ふっ!見ればわかるさ!このアドレスは会員以外は絶対に見れないようになってる
から安心しな!ただしこの事を警察なんかに訴えでもしてみろ、あんたの写真は、ネット
上は勿論、仕事の取引先から婚約者のとこにまで、一斉にばらまかれる事になるからな!
それだけは忘れるなよ!」
「いやーーっ!そ、そんな酷いこと絶対にやめてぇーー!」
こんな恥ずかしい写真をばらまかれては、もう生きてはいけない。奈美は真っ青になって
哀願した。
「じゃぁ、俺の言うとおりにするんだな!」
島村の低くて凄みのある声が奈美を震えさせる。
「は、はい、おっしゃる通りに致しますから、酷いことはなさらないでぇーっ!」
縋るような目で島村を見ながらそう言うと奈美は、わっと号泣した。
「近いうちにまた連絡するからな!」
島村は脱がせた服を返しながら、奈美の白い豊満な肉体を舐めるように見回した。震えて
いるピンクの乳首が、島村の嗜虐心を煽り立てる。
(ふふ・・、もうオマエは地獄に堕ちるしかないんだよ・・)
奈美の頬には幾筋もの涙がこぼれ落ちていた。
**********
その夜、島村に渡されたアドレスを震える指でキーボードに打ち込んだ奈美は繋がった画
面を一目見るなり驚愕の悲鳴をあげて気が遠くなった。そこには奈美を絶望のどん底に突
き落とさずにはおかない恐ろしい文字が踊っていた。
、
「牝嫁倶楽部」
「会員の皆様に選りすぐりの牝嫁を、御紹介!」
「現在、8名の牝嫁候補が、オ○ンコ濡らしながら、夫になってくれる男性を待ってます!」
「牝嫁とのお見合い希望者大募集中!変態、痴漢、強姦魔、大歓迎!」
等々、女にとっては目を背けたくなるような屈辱的で卑猥な文字や写真が所狭しと並んで
いる。そんな中で一つの写真を目にして奈美は心臓が凍り付いた。それはどこから手に入
れたものか、奈美が晴れやかなスーツ姿で、にっこり笑っている写真であった。その側に
は他にも7人の女達の笑顔の写真も並んでいる。いずれもそれぞれの写真の下には職業、年齢、スリーサイズは勿論、実名までも記載されているのだ。奈美は恐る恐る自分の写真をクリックしてみた。
(いやぁぁあーーーっ!)
心の中で奈美は叫んだ。そこには奈美のお見合い写真と題して、全裸で開脚縛りにされた
奈美の様々な角度からの屈辱的な写真が並んでいる。勿論すべて無修正で最後に撮られた
秘所のクローズアップ写真が、ふざけたコメント付きで一際大きく掲載されていた。
「これが奈美のオ○ンコです!奈美をお嫁さんに貰ってくれたら毎晩このオ○ンコで大サ
ービスしちゃうわよ〜!」
(こ、こんな、馬鹿なことって・・・)
奈美は思わず画面から目を背けて泣き崩れるのであった。そうして底知れぬ不安に怯えな
がら一週間が経とうとした頃、とうとう奈美が恐れていた島村からの連絡が入った。
「今夜、迎えに行くからな!楽しみに待ってな!」
(あぁーーっ!)
奈美の顔からみるみる血の気が引いていく。我が身にどのような辱めが待っているか想像
するだけで体がぶるぶる震えだした。愛しい婚約者の顔が脳裏に浮かぶ。何度すべて打ち
明けて助けを請おうと思ったことか、だが島村の脅し文句が奈美を躊躇わせた。
(あの写真だけは絶対、誰にも見られてはいけない・・・)
奈美は啜り泣きながら、島村の元に出掛ける覚悟を決めた。
*******
「さーっ、着ている服は全部脱いで、素っ裸になるんだよ!」
島村が低い声で奈美に命じる。
「あぁーっ、そんな、お願いです、もう許して・・」
奈美は哀しい眼差しを島村に投げ掛けて哀願した。
「ダメだね!お見合いの時は、双方、一糸まとわぬ素っ裸ってのが、ここのルールなんで
ね!お見合い相手もお待ちかねだ!さっさと素っ裸になるんだよ!」
島村の有無を言わさぬ厳しい叱責に、ぴくりと肩を震わすと奈美は泣きながら着ている服
を自ら一枚ずつ脱ぎ落としていく。最後に残ったパンティに震える指をかけた。薄皮を剥
がすように、ゆっくりとずりおろされたそれはやがて羞恥と無念に涙をこぼす奈美の太股
を滑り落ちる。
それから奈美は見合いの間と称する部屋に連れて行かれた。一歩部屋に入った奈美の目に
飛び込んだのは部屋の中央を仕切って吊されている真っ赤なカーテンだった。激しい不安
に奈美の心臓は破裂せんばかりに高鳴っている。
「さぁ、どちらも準備OKと言うことで、御対面といきますか!」
奈美をカーテンに向かって立たせた島村は、楽しそうにそう言うと壁際のスイッチを押し
た。小さな音を立てながらカーテンは下から上へと巻き上げられていく。奈美はじっと目
を閉じてぶるぶる震えている。やがて音が止まって目の前を遮る物は何も無くなった。
「いゃあぁぁーーーーっ!」
恐る恐る、目を開いた奈美の口から驚愕の悲鳴があがる。そこには全裸のでっぷり太った
中年男が、にやにや薄ら笑いを浮かべながら立っていた。そしてイヤらしい目つきで臆面
もなく奈美の美しい肉体を舐めるように眺め回しているのだ。欲望で脂ぎった男の顔が、
ライトに照らされて、ぎとぎとと光っている。
「いひひひ・・・こりゃ〜写真で見た以上の別嬪さんやなぁ〜!」
男が歓心の声をあげた。
「ふふふ・・・どうやらお気に召したようですな!虻田さん。」
島村がにやりと笑って答える。
「いひひひ・・・柔らかそうで形のいいオッパイと言い、このプリプリした尻と言い、ま
さに、わし好みやで〜!」
虻田と呼ばれた男は、満面に笑みを浮かべながら、なおもジロジロと奈美の白い肉体を眺
め回す。
(あぁー!な、なんて!汚らわしい!)
男の、あまりにも下卑でいやらしい姿に奈美の総身に鳥肌が立つ。
「さー、眺めてばかりいないで、スキンシップでお互いの相性を確かめてくださいよ!」
笑いながら島村が虻田を促す。
「うひひ・・・奈美ちゃんやったなぁ?さぁ、恥ずかしがらんと、こっちへおいで!」
虻田は奈美の肩を抱き寄せて自分の胸板に奈美の柔らかな乳房を押しつけさせる。
「ひぃいーーっ、いやぁーーっ!離してぇーーっ!」
けたたましい悲鳴をあげて奈美は虻田の腕の中で必死に抵抗するが、ずんぐり太い虻田の
腕に抱きすくめられてはどうにもならない。
「ひひひ・・・そんなに恥ずかしがらんでもええやないかぁ? わし、あんたが気に入っ
たでぇ〜!その証拠に見てみぃ!さっきからわしの息子もビンビンや、ほれ、奈美ちゃん
の可愛いおててで触ってみてぇな!」
虻田は奈美の細い手首を掴むと、その白魚のような指を自分の赤黒い男根に導いた。醜く
木瘤のように黒ずんでヌメヌメと照り輝く、これまで奈美が見た事のないくらいの巨大な
ペニスに奈美の指が押しつけられる。
「ひぃいいーーーっ!やめてっ!やめてぇーーーっ!」
おぞましさに奈美が絶叫した。
「おおぉーーっ!ええ気持ちやでぇー、これから奈美ちゃんのもんになるんやないか、遠
慮せんと触ってええんやでぇ〜!」
「いやぁーーーっ!、やめてぇーーっ!」
なおも自分の男根に奈美の指を押しつけようとする虻田に、泣きじゃくりながら抵抗する
奈美の悲鳴が虚しく響き渡る。
「うひひ・・・ホンマに恥ずかしがり屋やなぁ!奈美ちゃんのお口も可愛いわぁー!柔ら
かい舌も吸わせてぇな!」
奈美の唇に悪臭を放つ虻田の口が強引に覆い被さる。
(うーっ!キスはいや!キスはいやぁあーーーーーっ!)
奈美の唇を割って虻田の舌先が進入してくる。おぞましさの極限に奈美は思わず虻田の舌
に歯を立てた。
「あ痛たぁ〜!」
虻田が口を押さえて叫び声をあげる。すかさず奈美は突き飛ばして、おぞましい体から逃
げ出した。
「おい!大事なお客さんに、なんて事するんだ!」
怒声と共に島村のビンタが奈美に頬に打ちつけられる。
「あっ!」
撲たれたショックで奈美はくなくなとその場に座り込んで嗚咽した。
「まぁまぁ、島村はん、女は優しく扱わなぁ! それにしても、わしも嫌われたもんやな
ぁ、ひひひ・・・」
虻田は噛まれた舌先を気にしながら苦笑いした。
「こうなったら、わしにも意地があるでぇ!島村はん、ちょっと耳かしてんか?」
しゃくりあげて泣いている奈美の傍らで、虻田と島村のひそひそ話が、しばらく続いた。
「いやぁーーっ!な、なにするつもりなの?もう、ゆるしてぇーーっ!」
大きなテーブルの上に大の字に縛り付けられた奈美が不安に怯えながら哀願する。
「うひひ・・・なんも酷いことはせーへんがな、奈美ちゃんに思い切り喜んで貰おう思て
な!ひひひ・・」
虻田は、にやにや笑いながら島村に渡された瓶の蓋を開けた。中にはどろりとしたゼリー
状の液体が入っている。強力な催淫剤と掻痒剤を混ぜ合わせた薬である。それをたっぷり
と指に掬うと、大の字に縛られ露わに剥き出しになった奈美の性器に塗り付け始めた。
「ひぃいいーーーーーっ!、やめてーー!」
得体の知れない薬を虻田によって、自分の性器にイヤらしく塗り込められる汚辱と羞恥に
激しく腰を動かして逃げようとするが、がっちりと縛り付けられた四肢では、まさに俎板
の上の鯉同然であった。
「いひひひ・・・クリちゃんにもたっぷり塗っとこな!」
虻田の指がいやらしく奈美の性器を蹂躙する。
「あぁぁーーーーーっ!やめてっ!やめてぇーーーっ!」
激しく顔を打ち振りながら必死に懇願するが、虻田が聞くはずもなかった。
「ひひひ・・・これだけ、たっぷり塗り込んだら、もうええやろ!」
虻田と島村がテーブルを挟む形で左右に立ち、奈美に変化が起こるのを楽しそうに、じっ
と待つ。
「あうぅーーっ!あっ、ああん!」
奈美の顔が紅潮し、くなくなと腰が淫らにうごめきだした。裂かんばかりに拡げられた太
股の筋がひくひくと痙攣する。
「そんな艶っぽい声だして、どないしたんや?」
いやらしく笑みを湛えて、虻田がわざとらしく尋ねた。
「あぁーーん、あ、熱い!そ、それに痒い、痒いわぁーーーっ!」
もう耐えられないとばかりに、左右に顔を打ち振りながら奈美は絶叫すると、縛められた
肢体を千切らんばかりの勢いで激しくくねらせる。
「あぁーーーっ!狂っちゃうわぁーーっ!お、お願い!なんとかしてぇ〜!」
「よし、よし、わしが助けてやるさかいな!いひひ・・・」
虻田の指が奈美のクリトリスを、そっと撫で上げた。
「くはぁあーーーーっ!」
奈美は自ら腰を突き上げて絶息するような声を上げる。さらに虻田の太い指が性器の中に
差し入れられると、まるで別の生き物のように、そこは虻田の指を喰い締めて、おびただ
しい愛液を垂れ流すのだった。
(あーーーっ!こんな、こんな、おぞましい男の手で・・・)
奈美の理性は、卑劣でいやらしい男を激しく拒絶しながらも肉体は哀しく歓喜に打ち震え
ている。
「あはぁ〜ん!、もっと、もっと掻き回してぇ〜!」
ついに、我慢の限界を超えた奈美は血を吐く思いで、おぞましい男に更なる指虐を哀願す
るのだった。
「いひひ・・・そうか、そうか、やっと、わしにおねだりする気になったんか?女は素直
なんが一番可愛いんやでぇ!でもな、さっき、わしの舌を噛んだ罰や!」
そう言うと虻田は奈美の性器に喰い締められている指を意地悪に引き抜いた。
「いゃあぁーーーっ!、お願い!抜かないで〜!」
舌足らずな声で奈美は絶叫する。
「どや、島村はん、凄い眺めやろ?オ○ンコがち●ぽが欲しいゆうてヒクヒク蠢めいとる
わ!」
「いやはや恐れ入りましたよ、あのお上品な女社長がここまで醜態をさらすとはね!」
島村も、まさかここまで虻田がやるとは思ってなかった。
(さすがと言えばさすがだな、なにしろ折り紙付きの変態野郎だからな!ふふふ・・)
虻田は関西のある街に住んでいる。小さな鉄工所に勤めてはいるが、その一方でギャンブ
ル好きの女好きで、その上、近所の若い女性への痴漢行為も度々で通学途中の女子高生ら
に自分のいちもつを見せて喜んでいる変質者であった。要するに人間の屑みたいな男なの
である。
(ふふふ・・・女社長の池島奈美がこんなゲス野郎と夫婦になるなんて誰も信じられまい
よ!)
「くぅうーーーっ!お、おねがいです!もう許してぇ〜!」
奈美の凄まじい絶叫に島村もふと我に戻った。
奈美の性器からは愛液が絶え間なく溢れ出しテーブルの上に滴り落ちている。ガンガンと
激しく腰を上下に振り立てながら必死に虻田に哀願する。
「どや?少しは反省してるんか?」
奈美のふっくらと盛り上がった乳房を無骨な手で揉みながら虻田は尋ねた。
「はぁあ〜ん!」
乳房を揉まれて奈美の火の付いた肉体は更に燃え上がる。言葉も出せずに、うんうんと頷
くだけだった。
「うひひ・・・そうか、そうか、じゃ今度は噛みついたらあかんで!」
虻田はむしゃぶりつくように奈美の唇に吸い付いた。
「あっ、うぅ〜ん!あん、あん、」
あれほどおぞましかった男の差し入れた舌に、自らの舌を激しくからませ、むさぼるよう
に吸い上げる。
「そうや、そうや、すっかり素直になってくれて嬉しいでえ!」
虻田は唇を離すと、可愛くて溜まらぬというように奈美の細いうなじや乳首をチュウチュ
ウ音をたてながらむさぼった。
「ええこと教えたるわ、さっき塗り込んだ薬やけどな、あの痒みを止めれるのは男の精液
しかないんや!ひひひ・・・どや?わしの嫁さんになる言うたら、すぐにたっぷりわしの
精液ぶち込んだるでぇ!」
(あぁあーー、そ、そんなことって・・・)
なかば朦朧とした奈美の脳裏に婚約者の顔が浮かんでは消えていく。だが肉体は自分でも
信じられないほど激しく疼き淫欲の火花が弾け跳んでいた。かすかな間を置いて次の瞬間
奈美はこっくりと頷いていた。
「ほんまにええんやな?わしの嫁になるってことは、普通の嫁さんになるんと訳が違うん
やでぇ!わしのでかい、ち●ぽをオ○ンコだけやなく、尻の穴にも入れられるように鍛え
られるんやで!それにソープランドでも働いて稼いでもらうし、わしの友達が来た時はそ
の体で接待してもらうんやからなぁ!ほんまにそれでも、ええんやな?」
とことん追いつめる虻田の声も、なんだか別世界からの声のように奈美には思えた。
「奈美は・・奈美は虻田様のものですわ〜!」
奈美の目から涙がこぼれた。
(・・・ついに堕ちやがった・・)
島村はふっと溜息をつく。
虻田は奈美の両足の縛めを解いてやった。
「さぁ、わしの嫁になると誓った以上は、もう甘やかさへんでぇ!さっさと亭主のち●ぽ
を受け入れる姿勢をとらんかい!」
人が変わったかのように乱暴な口調で虻田は怒鳴りつけた。
「あぁ、は、はい!」
すっかり虻田に飲まれてしまった奈美に反抗する気力も残ってはいなかった。おずおずと
くの字に曲げた両足を持ち上げて自らの性器を差し出した。まさに牝が牡を迎えるポーズ
であった。
「黙ってるヤツがあるかい!なんぞ色っぽい言葉で誘わんか!」
更に虻田の怒声が響く。
「あぁ、はい、虻田様どうぞ奈美の、奈美の体を召し上がって!」
精一杯の言葉で奈美は虻田を誘う。
「亭主にむかって虻田様なんて他人行儀な言葉つかうんやない!あなたって呼ぶんや!そ
れに上品ぶった言葉使いは許さへんでぇ!もう一回言い直しや!」
「は、はい、あ、あなた、どうぞ奈美のオ○ンコにぶち込んでぇ!」
真っ赤になって奈美は叫んだ。
「ひひひ・・・今日の所は、そんなもんやろ!これからはもっと色っぽい誘い方教え込ん
だるさかいな!」
虻田は奈美の体に覆い被さると一気に突き入れた。燃えるように熱い奈美の密壺が、感極
まったかのように痙攣しながら虻田のモノを喰いしめる。
「はぁああーーん!あーーっ、あなたーーーっ!あなたーーーっ!いい、いいわぁ〜!」
奈美はうわごとのように亭主となった男を呼び続けながら、虻田に合わせて腰を振り続け
た。
*************
冷えたミネラルウオーターを一息に飲み干して、島村はテーブルに置かれた一枚の写真と
白い紙を満足そうに眺めていた。それは虻田と池島奈美が、ここで夫婦となったいわば証
明書とでも言うべき物で、この倶楽部の恒例となっている。写真には仁王立ちになった虻
田の足元に跪き、その醜悪なペニスに頬ずりする奈美の姿が撮されていた。強制的に笑顔
を求められ、引き攣ったような笑みを浮かべた奈美の表情が島村の嗜虐心をそそらせる。
そして白い紙とは、虻田のペニスと奈美のオ○ンコに塗料をぬって押印させた物である。
いわばチン拓とマン拓と言ったところか。同じ紙の上に、二人のサインと共に黒々と虻田
の巨大なペニスが、その横には寄り添うように奈美の可憐なピンク色のオ○ンコが押印し
てあるのだ。そしてそこには奈美の書いた一文が添えられていた。
・・・奈美は喜んで虻田様の牝嫁になります。・・・
惨めな姿でマン拓を採らされる奈美の姿が脳裏に蘇る。今、奈美は備え付けのバスルーム
で虻田に怒鳴られながらソープ嬢さながらに自分の肉体を使っての全身奉仕を仕込まれて
いる最中である。
「もっと、しっかりマンコ、こ擦りつけんかい!」
虻田の怒声が響き渡った。
「あぁーーっ!ごめんなさい!あなたぁ〜!」
厳しい淫技指導に泣く奈美の悲痛な声がここまで響いてくる。
(ふふ、今回の紹介料も奈美の体で稼がせようってんだから虻田の指導に熱が入るのも無
理ないか・・)
島村は、くすりと笑って立ち上がると例の証明書をアップするべく準備に取りかかった。
牝嫁1-完-
牝嫁1