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牝豚売買斡旋所

「いやーっ、やめてーっ、お願いだからやめてーっ!」

裕美が絶叫した。今、裕美は全裸で両足を大きく拡げられた状態で検査台の上に固定されていた。
両腕は後ろ手に縛られている。男が手元のスイッチを入れると裕美の足首が固定されているアーム
が小さなモーター音をたてながらゆっくりと上昇していく。裕美の上半身と直角になるまで、両足が持
ち上がると男は、更に別のスイッチをONにする。今度は裕美の両足が左右に拡げられていく。

「いやーっ!」

裕美が再び絶叫した。裕美は涙をこぼしながら必死に白くて形の良い太股をくねらせながら抵抗する
が、そんな裕美を意に介さず男はもうこれ以上開けば股が裂けると言う位置に来て、やっとスイッチ
をOFFにした。今や裕美は性器も肛門も晒けだされ、内股の筋をぴくぴくと引き攣らせながら気の狂
うような恥辱と股裂きにされた苦痛で声もなく、体を打ち震わせて泣きじゃくるだけだった。

「ふ、ふ、ふ・・いい格好だぜ、裕美!」

横から見ていた健一が声を掛ける。

「ほんと、オ○ンコもお尻の穴も丸見えだわ!」

そう言って洋子が可笑しそうに笑いながら、裕美の髪を掴み羞恥に背けている裕美の顔を引き起こす
と意地悪そうに覗き込んだ。

「あぁ、お願い、許して!」

つい、さっきまで婚約者と信じていた健一と親友であった筈の洋子によって、このような酷い仕打ちに
会わせられるとは全く信じられない裕美であった。

「裕美には、申し訳ないと思っているよ。でも洋子を愛してしまったんだからしょうがないだろ。
まぁ、悪く思うなよ!」

澄ました顔で裕美に話しかける健一の後を、引き継ぐように洋子が続ける。

「早い話が、あなたに居られたら私達にとって、お邪魔虫なわけよ。とにかく、後の始末は私達で、ちゃん
とやっとくからご心配なく!あー、そうそう、此処がどう言う所か、まだ説明してなかったわね。
此処はね、あなたみたいに邪魔者になった女を買い取ってくれる所なの。此処で色々、一通り検査され
た後は人里離れた施設に送られて、其処で人間牝豚として調教飼育されるのよ。一人前の牝豚になった
ら、売りに出されるんですってよ。どんな変態おやじ達が買うのか知らないけど、まぁ、その後は一生、
惨めな牝豚として生きて行く事になるわね。どぉ、楽しそうでしょ?」

そう言い終わると洋子は、けらけらと笑い転げた。そこへ、席を外して何やら取りに行っていた男が帰
って来た。男は中年と言うより初老に近く、うす汚れた白衣を身に付けていた。

「さて、これから、この女の性器と肛門の検査を始めるが見ていくかね?」

男は見るからに、おぞましい器具が詰まったカバンをテーブルの上に無造作に放り出すと健一達に話し
かけた。

「あぁ、是非、見ていきたいとこなんだけど、これから洋子の親父と食事する約束があるんで、ここら
で失礼させて貰うよ。」

そう言う健一に洋子が、幸せそうに抱きつくと、恥ずかし気もなく舌を絡ませての激しいデープキッスを
交わし合った。そうしながら洋子は親友の婚約者を奪い取って勝ち誇る眼差しを、裕美の無惨な大股開き
の姿に注ぐのだった。

「それじゃ、これ。」

男が健一に茶封筒を差し出す。それを受け取り、健一と洋子は男と裕美を残してドアへと向かった。
「それじゃ裕美、私、あなたの分まで幸せになるから、あなたも早く立派な牝豚になって、うんと惨めな
牝豚人生送ってちょうだいね!」

嘲笑の言葉を残して立ち去る洋子の背に、肛門におぞましい検査棒をねじ込まれていく裕美の、
舌足らずな悲鳴が響き渡った。

「ひーっ、痛いわーっ、お願い!許してーっ!」

途切れることのない悲痛な絶叫がいつまでも続くのだった。

健一と洋子はパタンとドアを閉めると腕を組んで立ち去っていった。閉じられたドアには、古ぼけた
看板が釘で打ちつけられている。
 
         「御不要になった牝、一万円で買い取ります。
                             
                                牝豚売買斡旋所」