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うらぶれた安酒場や大衆食堂が軒を並べる街の裏通りを更に一歩横道へ 逸れると、卑猥な女の裸体を、けばけばしいペンキで描いた看板が、あ ちらこちらで客を誘っている。 ストリップ小屋や、見るからにいかがわしい店々が建ち並ぶこの裏町は 昼間だと言うのに、汚れた作業服姿の日雇い労働者や裏世界で生きてい る無頼な男達がたむろして、この場所だけは世間から切り離された一種 異様な雰囲気が漂っていた。 道端に転がるごみバケツには黒毛の猫が首を突っ込んで、がさがさと餌 を漁っている。辺りに散らばった生ゴミから放たれる独特の異臭が鼻を つく。 それはどこか戦後の闇市を思わせた。ここでは誰もが、ぎらぎらした欲 望を剥き出しにして生きているのだ。 それを象徴するかの如く戦後間もなく建てられたと言う古風な門構えの 娼妓館が、凛とした佇まいで残っていた。今では此処を縄張りとする黒 坂組の持ち物となり、その名を「黒花館」と呼ばれている。 |
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黒花館の女将 黒花館の二階にある昌枝の部屋から、手拍子を叩く音と共に昌枝の厳しい掛け声が聞こえてくる。昌枝は黒坂の妹であり、今はこの黒花館の女将を任されているのだ。黒地に金銀の刺繍も鮮やかな和服をきっちり身につけて座蒲団の上に正座する昌枝からは、淫売宿の女将としての貫禄が滲み出ている。 「ほら、ちゃんと手拍子に合わせて開け締めしなきゃ駄目だろ!」 「あぁ〜、ご、ご免なさいっ!女将さん・・」 いま、昌枝の目の前では無惨に腫れあがった女の肛門が、手拍子のリズムに合わせて開閉運動を繰り返しているのだ。まるで餌をねだる鯉の口のようである。内蔵まで見せんばかりに大きく口を開くその肛門の姿は、これまでの調教の過酷さを訴え掛けてでもいるかのようだ。徐々に手拍子の間隔が短くなってゆく。細腰を苦しげに波打たせながら必死の形相で手拍子についていこうとする女の体中から脂汗が滴り落ちる。 「ほらほら、もっと、目一杯、けつの穴開いて!」 昌枝が鞭がわりに使っている竹の物差しが、ぴしーーっと乾いた音を立てて、女の蠢く肛門に打ち据えられた。 「あう〜〜〜っ!」 狂おしく双臀を振りたくりながら精一杯肛門を開いては締める女の姿は、凄絶な見物である。 「そうそう、そうやってけつの穴で客を誘って釣り上げるのが淫穴娼婦の腕の見せ処なんだ!毎日けつの穴に磨きをかけるのを忘れちゃいけないよ!」 「は、はい・・ありがとうございますっ!女将さん・・」 女の震える声に、昌枝に対する怯えと媚びの感情が滲み出ていた。ほつれた黒髪が、女のやつれ果てた横貌に貼りついている。粗末な薄化粧を施しただけの肌が透き通るように青白い。毒々しいまで真っ赤な紅に彩られた唇が微かにわなないているようだ。女は緋色の襦袢を腰の上まで捲り上げて四つん這いになっていた。緋色の襦袢と剥き出しになった尻の白さが目に眩しい。そして肩下までずりさがった緋襦袢の襟元から覗く背中には鮮やかな刺青が覗いている。富士山を背に立つ弁天様。それは海堂組4代目組長、海堂美也子の変わり果てた姿だったのだ。 「さぁて、今日は、いよいよ10号棒を試してみようかねぇ?うふふ・・」 「うぅっ・・よ、宜しくお願い致しますっ!」 美也子は今にも泣きだしそうな貌で返事をした。黒花館での肛門調教は過酷を極める。ましてや黒坂組の凉子から預けられた海堂美也子とあって、その調教も黒花館女将の昌枝が直々に行うこととなったのだ。これまで幾人もの哀れな女達を惨めな淫穴娼婦の身へと堕としていった昌枝の残酷で陰険な肛門嬲りには、かつての女組長海堂美也子も狂い泣きの果てに身も心もぼろぼろとなって、今では昌枝の一挙一言におどおどと怯える哀れな淫穴娼婦と成り果てていたのである。 「見てごらん、これが黒花館で一番大きな10号肛門棒だよ!これをけつの穴に入れられるようになりゃ、一人前の淫穴娼婦って訳さ!」 今、昌枝が手にしているのが、肛門棒と呼ばれる黒花館が肛門調教用に特注で作らせた残酷な道具である。木の棒の芯に毛羽立たせた極細の麻紐を、みっしりと巻き付けて一本の張り型となるように作られているのだ。直径が1センチ程の1号棒から徐々にサイズが太くなり、最後の10号棒に至っては直径が10センチを越えていた。 「うふふ・・さすがに10号となると、ずしりと重たいねぇ、さあ、これまでの9本とは格が違うよ!気合い入れてけつの穴開きな!」 ドスの効いた声で、そう言うと昌枝は美也子の肛門に10号棒の先端を、じわじわと喰わえ込ませてゆく。多くの女達が苦痛に泣き叫びながら流した血と脂を吸って、どす黒く変色した麻紐が直腸の内壁に容赦なく擦りつくのだ。 「ぐひぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!」 獣じみた叫びが美也子の口から噴きこぼれる。肛門を引き裂かれる苦痛と直腸を摺りおろされるような激痛はこの世のものとは思えない地獄の責め苦であった。 「あ〜ら、見事に大輪の菊が咲いたじゃないか!どうだい、美味いかい?10号棒の味は?」 げらげら笑いながら尋ねる昌枝の声など、美也子の耳には入らない。髪の毛を振り乱し背中を仰け反らせて獣のような悲鳴をあげ続けている。 「これで、弁天の美也子姐さんも、立派な黒花館の淫穴娼婦に生まれ変わったって訳さ! ほら、何とか言ってごらんよ!」 10号棒が美也子の肛門の中でぐりぐりとこねくり回される。 「あぐぅ〜、あ、・・ありがとうございます・・ありがとうございます・・」 白目を剥いて仰け反りながら、美也子はうわごとのように繰り返すだけだ。 「うふふ・・それじゃあ、今日の肛門稽古はこの辺にしとこうかねぇ」 ぴしゃんと美也子の尻を叩くと昌枝は、まるで畑から大根を引き抜くかのように10号棒を抜き取るのだ。抜いた瞬間にじゅぽっ!と音を立てる。そのおぞましい感覚に、思わず息が止まる美也子。ひゅ〜〜〜〜っ!と笛のような息を喉から絞り出したかと思うと、美也子は、そのままばたりと倒れ込んだ。開ききった肛門が、ゆっくりと収縮してゆく。 「あれあれ・・、だらしないねぇ、そろそろ客引きの時間だ!休んでる暇はないよ!今日も、このけつの穴でしっかり客を取っておくれよ!」 そう言って死んだように動かない美也子を残忍な眼差しで見おろしながら、昌枝は、けらけらと大声で笑うのであった。 牡を誘う菊花 毎日、昼下がりの午後4時となると黒花館の印半纏をまとった男衆が店先に出てきて、軒先に吊された銅鑼を打つ。じゃ〜ん、じゃ〜んと鳴る銅鑼の音が響くと、何処からともなく情欲に飢えた目をぎらぎら輝かせながら、みすぼらしい身なりの男達が集まってくるのだ。この銅鑼の音こそ淫穴娼婦と呼ばれる黒花館で最下等の娼婦たちが客引きに登場する知らせの合図なのである。 緋襦袢一枚を羽織り、やつれたその貌に精一杯の薄化粧を施した8人ばかしの淫穴娼婦が こわばった愛想笑いを浮かべながら黒花館の暖簾をくぐって店先の往来へ出てくる。早速、あちこちから下卑なひやかしの声が掛けられる中、女たちは横一列にならぶと緋襦袢の裾を捲りあげ、往来に向かってぐぃと尻を突き出すのだ。 「さぁ、さぁ、黒花館名物菊踊りの始まりだぁ!そこの兄さん方、気に入った菊があったら見てばかりいないで、ちゃんと味見して帰っておくんなさいよ〜!この御時世に、なんと一発たったの¥500だよ〜!さぁーー、買った!買ったぁ〜〜っ!」 印半纏の男衆の威勢の良い掛け声と共に、女達が一斉に客の気を惹くために真っ白な双臀を艶っぽくくねらせ始める。 「ねぇ〜ん、兄さん、私の菊の花買ってぇ〜〜ん・・」 それぞれに、これはと思った客に妖艶な視線を送りながら、甘ったるい声で誘いを掛ける女たち。悩ましげに尻をふりながら肛門をまるで獲物を求めるようにパクパクと開いては閉じて飢えた男を誘うのである。 「こりゃ、すげぇ眺めだぜ〜!」 「こんなの見せられたら、たまんねぇなぁ〜!」 冷やかし客の嘲笑の声が賑やかに辺りを覆う。まさにそれは卑猥で扇情的な光景に違いなかった。 「きゃーーっ、ちょっと何、あれーっ!信じらんないわぁ〜!」 情夫と腕を組みながら通りがかった茶髪女の素っ頓狂な声があがる。なにしろ天下の往来で、ずらりと並んだ女の肛門が客を求めて淫らに蠢いているのだ。相手の情夫がにやにや笑いながら女の耳元になにやら囁く。 「ひゃーーっ!やだーーーっ!」 茶髪女は情夫の腕に取り縋って、げらげら笑いながら通り過ぎて行った。黒坂組の取り仕切るこの界隈は、まさに世俗とは切り離された異様な空間である。余程の事件でも起こらぬ限り警察すらも足を踏み入れる事はない。 そうこうしている内に一人二人と男らが、地べたに置かれた空き缶に500円玉を放り込むなりズボンをずり提げて気に入った女の尻にむしゃぶりついていく。 「あ〜〜ん、嬉しいわぁ〜」 嬌声をあげて男根を肛門に喰わえ込む女たち。鍛え上げられた肛門筋でねっとりと男根を締め付け折れんばかりにその細腰をくねらせる。 「うおぉーーっ、ち○ぽが食いちぎられそうだぁ!」 男が叫んだ。思わずそう叫ばせるほど、女たちは一刻も早く精液を絞り取ろうと必死なのだ。日暮れまでに百人の客を相手にしないと全員が残酷な仕置きを受けねばならないのである。 「ねぇ〜、まだ・・まだ・・喰い足りないわぁあ・・早く次のを食べさせてぇ〜〜!」 一人の女が黒髪を振り乱しながら男達に妖艶な流し目を向ける。ぞっとするくらい美しいその横貌が、かつての女組長 海堂美也子であることに気付く者はいない。身は地獄の業火に焼かれながら、心には娘である智子の姿を思い浮かべて死ぬより辛い淫穴娼婦のお勤めに耐え抜いているのだった。 (あぁ、智子・・あなたが生きていてくれるかぎり・・どんな生き地獄だって耐えてみせるわぁ・・・) 美也子の変わり果てた肛門が、淫らに蠢いて今日11人目の客を誘っている。ぱっくり開いたその口からは混じり合った精液がまるで涎のように、だらだらと糸を引いて地面に滴り落ちていた。 異形の舌 破れ障子から、すーっと吹き込む冷たい夜風が畳の上に転がっている女達の緋襦袢を撫でている。過酷な客引きを何とか果たし終えた女達が、死んだようになって疲れ切った体を横たえているのだ。裸電球ひとつ天井からぶらさがった寒々しいこの部屋が淫穴娼婦専用の雑魚寝部屋なのである。 廊下を歩く足音が部屋の前で止まると、がらりと障子戸を開けて女将の昌枝が入ってきた。 昌枝に気付いた女達は、弾かれたように起きあがると正座して出迎える。 「みんな御苦労だったねぇ。美也子はいるかい?」 「はい、女将さん・・」 怯えた眼差しで昌枝を見上げる美也子。 「今夜はこれから、もう一働きしてもらうよ。黒坂組の大事なお客様で、元海堂組の女組長のけつの穴を、どうしても一晩買いたいんだとさ!今からすぐに楓の間に行っておくれ。くれぐれも言っとくけど大事なお客様なんだから、粗相があったら承知しないよ!」 厳しくそう命じると昌枝はぴしゃりと戸を閉めて去っていった。美也子はよろめく足で立ち上がると、同情の眼差しで見送る仲間達に哀しい微笑みを残して楓の間へと向かうのであった。 「失礼致します」 楓の間と書かれた表札が掛けられた部屋の襖をそっと開いて、美也子は三つ指をついた。ゆっくり貌をあげて客の姿を見た途端、美也子の貌が恐怖に凍り付く。なんとそこには黒人の大男が浴衣をはだけてあぐらをかいていたのだ。にたにたと笑う分厚い唇、ぎらぎら光る目、体中に毒々しい刺青が彫られている。その全身に野生の獣欲が漲っているかのようである。 「待ッテマシタヨ、美也子!美也子ノコトハ 黒坂サンカラ良ク聞イテルネ! 元ヤクザ ノ女組長のケツノ穴、ドウシテモ味ワイタクテ此処ニキタネ!今夜ハ、タップリト味合ワセテ頂キマス!」 片言の日本語でそう言うと歯を剥き出してにやりと笑ってみせる。美也子は思わず身震い して身をすくめる。 この大男、名前をサムと言う。米軍くずれのいわゆる不良外人である。町でいざこざを起こしているところを黒坂に拾われて以来、黒坂組に客分として住みついているのだ。 「デハ、美也子、マズ僕ニ背中ノ弁天サマ、見セテクダサイ!話ヲ聞イテ是非一度見テミタカッタネ!」 (あぁ・・とうとうこんな黒人にまで・・) 身を売らねばならぬほど堕ちぶれたかと思うと美也子の目に涙が滲む。だがこの恥辱から逃げる事など出来ない事も分かっていた。襖を閉めてサムのそばまで歩み寄ると背中を向ける。解けた帯が美也子の足元にはらりと落ちる。そして緋襦袢が細い肩をすべり落ちた。 「OH!Beautiful!」 サムが目を見開いて驚きの声をあげる。真っ白な女体に彫り込まれた富士の山と桜吹雪、 そして僅かに微笑みを湛えた弁天の姿が神々しいばかりだ。 「コンナ素晴ラシイ刺青ハ始メテ見ルヨ!ソレニ美也子ノ肌ハ、トテモ美シイ!」 サムはそう言いながら、両手を伸ばして美也子の双臀を撫で回す。やがて尻肉を鷲掴みにするなり大きく左右に割開いた。 「グヒヒヒ・・体ハ、トッテモ美シイノニ、美也子ノケツノ穴ダケハ、モノ凄クイヤラシイネ!」 サムはいきなり尻肉の中に顔を埋めると、美也子の肛門にむしゃぶりつく。分厚い唇が、 ちゅうちゅうと音を立てながら吸い付き、ざらついた舌先がくねくねと這い回る 「あうぅぅっ!」 おぞましさに逃げようとする美也子の尻をサムの腕が、しっかり掴んで離さなかった。がくっりと膝をついて美也子が四つん這いの姿勢になっても、スッポンのようにサムの唇は肛門から離れない。サムの異様に長い舌がちろちろと肛門の奥深くまで侵入し内襞をなぞりあげる。 「あひ〜〜〜〜〜っ!」 まるで爬虫類の舌で舐め回されているような気味の悪い感触に舌足らずな悲鳴をあげる美也子。 「ウヒヒ・・、私ハ女ノ肛門ガ、大好物ネ!日本ニ来テ、コンナニ美味イ肛門ニ出逢エルトハ思ワナカッタヨ!」 ようやく美也子の尻から顔を離したサムはそう言うと、唇の周りをベロベロと舐め回してにやりと笑った。 (ひ〜〜〜〜っ!こ、これは人間の舌じゃないわぁ!) 美也子の体に鳥肌が立つ。それはまさに人間離れした異様な舌であった。その長さは常人 の倍はあろうかと思われ、先端へ行くほど細長くなっているのだ。それがちろちろと蠢く 様は、蛇の舌を連想させずにはおかなかった。 「私ノ舌ヲ見ルト、ミンナ驚クネ。産マレタ時カラ、コンナ舌ナノデス。コレハ、キット神様ガ女ノ肛門味ワウ為ニ、私ニクレタ贈リ物ニ違イナイネ!クククッ・・・コノ舌デ、今夜一晩タップリト美也子ノ肛門味合ワセテ頂クツモリデス!」 不気味に笑いながらサムは、再び美也子の肛門にむしゃぶりついた。 「うっくぅ〜〜〜〜〜〜っ!」 背中を仰け反らせて、おぞましさに耐える美也子。サムの鼻息が次第に荒くなり、ちゅうちゅう、ぴちゃぴちゃと淫猥な舌音が激しさを増していく。あたかも女の肛門から生気を吸い尽くさんばかりである。そして、それはサムの言葉通り延々と夜明けまで続いた。終日果てることのない肛虐の嵐に体はぼろ雑巾のように疲れ果てている。美也子は野獣に肛門を貪り喰われながら、おのれが堕ちた地獄の深さに改めて戦慄するのだった。 恥辱の舞 秋も深まったある夜、黒坂の屋敷では使用人や子分たちが慌ただしく動き回っている。この日は身内の祝言が行われているのだ。かつて美也子が屈辱の侘びを入れさせられたのと同じ座敷が、今日は金屏風や生け花で飾り付けられた披露宴の場となっている。 「さぁ、出番だよ!」 凉子にぴしゃりと尻を叩かれ、美也子は覚悟を決めて襖を開く。あれから事ある毎に黒坂組の牝芸人としての勤めを強要されてきたが、その死にたくなるほどの屈辱に馴れることなど出来なかった。ぷるぷると太股が震えている。座敷には黒坂や、お馴染みの子分達だけではなく、遠方から集まってきた黒坂の兄弟分である組長らまでが、ずらりと並び座って酒宴の真っ最中なのだ。 「おーーーっ!海堂組の美也子じゃねぇか!話に聞いて、まさかたぁ思っていたが、よくまぁここまで堕ちやがったものだぜぇ!」 げらげらと笑いながら驚きの声をあげたのは、婚礼に招かれていた荒神組の権藤である。 (うぅっ!) 身の竦むような屈辱に美也子の貌が引き攣った。今宵招かれている組長たちは皆、かつて は海堂組の仇敵だった連中ばかりなのだ。 「あら、お・・お久し振りですわ・・荒神の親分さん・・海堂組の美也子だなんて・・・ 仰ゃっちゃ嫌よ!・・こ、これからは・・く、黒坂組の牝芸人 美也子とお呼びになってぇ!」 血を吐くような屈辱を噛みしめながら、どっかりと御膳の前にあぐらをかいて座っている権藤に見せつけるように股を開いて腰を突き出す美也子。自らの指で秘肉をくつろげながら、ぐいぐいと大胆に腰をグラインドさせる。 「わははは・・こりゃ堪らんぜ!」 すっかり酔いが回って獣欲を剥き出しにした権藤は、目の前で挑発的にうねり舞う美也子の腰を両手で掴んで引き寄せるなり、股間に顔を埋めて美也子の秘肉にむしゃぶりついた。 (あうぅっ!) 出来ることなら権藤を突き飛ばしてやりたい気持ちを必死に堪え、牝芸人の哀しさで逆に権藤の頭に手を添えて己の股間に押しつけながら腰をくねらす。 「あぁぁ〜〜ん、親分さん・・いいわぁ〜〜。」 貌を仰け反らせながら、心ならずも嬌声をあげる美也子。 「あらあら、権藤さん、美也子には後から、たっぷりとサービスに廻らせますから、もう少し我慢しててくださいな」 凉子が笑いながらいなすように権藤に声を掛けると、周りの男達から、どっと笑いが起こるのだった。 「わはは・・、そうかい、そうかい!そいつぁあ、楽しみだ!」 ようやく美也子の股間から顔を離した権藤は、そう言って豪快な照れ笑いを浮かべる。 「さぁ、美也子、まずは御挨拶がわりに裸踊りしながら、他の皆さんにも、牝芸人のオマンコとけつの穴をお見せして廻りな!」 座敷の隅に控えていた修次が凉子から合図を受けてラジカセのボタンを押すとスピーカーから珍妙な節の猥歌が大音量で流れ出す。 (ううっ・・・・) 夫を殺し海堂組を破滅に追いやった連中の前で、美也子の美貌が苦悩にゆがむ。凉子に手渡された扇を震える手で受け取ると、火の出るような屈辱に真っ赤になりながらこわばる笑顔を浮かべて美也子は踊り始めるのだった。腰をふりふり両手に持った扇で交互に、ちらちらと股間を隠しながら嘲笑を浮かべて凝視する男達の前を舞歩くのである。一人一人の前で立ち止まっては拍子に合わせて、くぃっくぃっと滑稽に腰を前後に動かしてみせる。その度に、どっと男達が笑い転げるのだ。それが終わると次は尻を突き出し左右に艶っぽく振って肛門を披露する。 「うわははは・・こりゃ傑作だぜぇ!弁天のお美也と言われた女組長が、こんな、下品な裸踊りでマンコとけつの穴、披露してくれようとはなぁ・・」 大笑いしながら口々に揶揄する男達の声を受けながら座敷を一周するまでは、笑顔で踊り続けねばならない美也子。 (うふふ・・そうよ、そうやって存分に生き恥晒すがいいわ・・) 嗜虐に輝く目で、凉子は惨めな裸踊りを楽しそうに見物している。婚礼の宴が、卑猥な雰囲気に包み込まれて、酒の入った男達が美也子を囃し立てる声が飛び交った。 「美也子と言ゃあ、めんどり芸が十八番だったなぁ!今夜は、親分衆もお揃いだ!めでてぇ席で祝いのめんどり芸でも披露してもらおうじゃねぇか!」 すっかり酔っぱらって上機嫌の黒坂が、裸踊りを続ける美也子の姿にぎらついた視線を投げながら、そう言って杯をぐっと飲み干す。 「うふふ・・そう来ると思って、美也子の腹の中には、さいぜんから、ちゃんと卵が仕込んであるのよ!今夜は祝い用に趣向もこらしてあるから、新郎と新婦の前でコケコッコーって鳴かせてやるわ!」 凉子は妖艶に微笑みながら、黒坂の杯に酒を注ぐのだった。 淫靡なる婚礼 ようやく座を一周して、美也子の惨めな裸踊りも仕舞いとなり、乱痴気騒ぎも一段落した頃、化粧直しを終えた新郎新婦が座敷に戻ってくる頃合いとなった。座敷の左右に並べられた御膳を前に、男達は居住まいを正して座り直す。そしてぽっかり空いた座敷の中央には、美也子が上座に置かれた金屏風に向かって四つん這いの尻を差し出す格好で這い蹲っているのだ。肛門と性器をさらけ出して主賓を迎えるのが牝芸人の作法なのである。 一時の静けさを取り戻した座敷の中に新郎新婦が厳かな佇まいで入って来た。鯛や伊勢エビが豪華に盛りつけられた御膳を前に金屏風を背にして、新郎と新婦が座る気配が美也子 に伝わる。 (うくぅ〜〜〜っ!) 華やかな婚礼の席で新郎新婦に、哀れな牝芸人の姿を晒している屈辱に美也子は歯を喰い締めた。浅ましい姿に変わり果てた肛門や性器を、誰とも知らぬ新郎新婦に余すところなく見られているのだ。しかしその時、美也子の苦悩は新婦の驚愕の叫びに遮られたのである。 「お、お母さん!いや〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!」 それは心臓を突き刺すような叫びであった。ハッと背後を振り向いた美也子の目に映った ものは、我が命より大事と心に思い続けてきた娘 智子の花嫁姿だったのである。驚きに見開かれた智子の目。牝芸人の背中に彫られた弁天様が、見まごうことなき母 美也子である事を残酷にも告げていたのだ。 「と・・・智子ぉーーーーっ!」 美也子の口から血を吐くような言葉が絞り出される。そして美也子の視線が智子の横に座った新郎に注がれた時、それは絹を裂くような悲鳴となった。 「ひーーーーーーーーーーーーっ!」 なんとそこには、あの黒人の大男サムが白袴姿で、にやにや笑いながら座っているのであった。 「どうして・・・どうして・・こんなことに・・・」 あまりのことに美也子は絶句する。 「おほほ・・サムと智子は、今じゃ白黒ショーのコンビとして稼いでもらってるのさ!これが大人気でねぇ、智子も16歳になったことだし、ここらでサムと結婚させて夫婦白黒ショーとして日本中をドサ廻りしてもらうことになったんだよ!黒人とおさな妻の夫婦コンビで白黒ショーとなれば大当たり間違い無しじゃないか!」 そう言って高らかに笑う凉子。 「あぁ・・・あんまり酷すぎます・・何の為に・・私は・・私は・・お願いですから、智子を・・智子を、許してあげてぇ〜っ!」 わっと泣き伏す美也子に、更に信じられない言葉が追い打ちをかける。 「許すも何も、サムとの結婚は智子も望んでることなんだよ!そりゃ初めてサムに抱かせ時は大声で泣き叫んで手こずらされたけどねぇ。うふふ・・・何度も何度も白黒ショーを 勤めさせてるうちに、身体はすっかりサムの虜になっちまったのさ!今じゃサムのち○ぽ 無しじゃ一日たりとも生きてらんないんだとさ!」 「そ、そんな・・嘘、嘘でしょ?智子っ!」 我が娘が、そんなはずはない。無理矢理に黒人のサムと結婚させられるのだとしか美也子には考えようがなかった。何と言っても智子は16歳になったばかりの少女なのだ。 「お、お母さん・・・許して・・」 目を伏せてぽつりと呟いた智子の一言が、すべてを語っていた。無垢の少女は黒坂組の子分達らにより、麻薬を打たれて散々セックス漬けにされただけではなく、黒人サムの手で白黒ショーのパートナーに相応しい肉欲の虜のような少女に調教されていたのである。 「うふふ・・・これでわかっただろ?近頃の小娘はホント、しょうがないねぇ」 凉子の嘲笑さえ、耳に入らぬほど無惨に打ちのめされる美也子。 (なんて・・・なんて・・むごい定めなの・・) これが夫と父親を殺されて、組まで潰された挙げ句に母と娘が辿り着いた地獄の果てだったのだ。 「おい!、こんなことで、じめじめしてたら、せっかくの婚礼にけちがついちまうじゃねぇか!牝芸人は場を盛り上げるのが仕事だってことを忘れるんじゃねぇ!」 じっと成り行きを楽しんでいた黒坂だったが、さすがにしびれを切らして怒鳴り声をあげる。 「さぁ、皆さんお待ちかねだよ、嫁入りする娘の前で牝芸披露出来るなんて牝芸人冥利に尽きるってもんじゃないか!」 凉子の底知れぬ残酷さに、美也子は鳥肌をたてて救い無き絶望に喘ぐのだった。そんな美也子にお構いなく修次らによって新郎新婦の目前に、めんどり産卵用の二脚の丸椅子が用意され、新婦の智子に笊が手渡される。 「それでは、皆さんお待たせしましたわ!これから牝芸人美也子の十八番、めんどりの産卵を御披露させて頂きます。今日はサムと智子の目出度い門出を祝って前後の穴を使って2個の卵を産ませてみようと思いますの。前の穴から産み落とされる卵は智子に、後ろの穴から産み落とされる卵はサムに、母親からの愛情籠もった婚礼祝いとして、それぞれ笊に受け取って貰おうって趣向ですわ!」 おーーっと言うどよめきが座敷中に拡がる。 「じゃぁ、美也子覚悟はいいね!可愛い娘と娘婿の目の前で、たっぷり淫液にまみれた卵を産み落とすがいいわ!それからね、智子はおまえの娘だけれど今では黒坂組の身内なんだ、牝芸人の母親とは身分が違うんだよ!話す時はちゃんと敬語をお使い!」 ぴしゃりとそう言ったあとで、さらに何事か美也子の耳元に囁く凉子。美也子の表情が辛そうに歪んだ。 (うぅっ・・いいわ・・智子、牝芸人に成り果てたお母さんの姿を・・あなたに見せてあげる・・) 美也子の心は、すでに諦観を通り越して自暴自棄の感情が芽生えていた。この先どれほど あがいても、地獄の果てまで黒坂組の嬲り物にされる運命なのだと・・ 美也子は覚悟を決めて丸椅子の上に、しゃがみ込む姿で跨った。見上げる格好となる智子 の目の前に、陰毛を剃り落とされた母親の秘肉があからさまとなるのだ。 (あぁーーっ、お母さん・・) 無惨なまでに赤黒く変色した母親の秘肉は、淫らに口を開いてむっとするような艶めかしさを漂わせている。 (くぅ〜〜っ!さぁ、智子・・よく見るの・・これが・・これが・・黒坂組の奴隷となった女の姿なの・・・) 「お二人の婚礼をお祝いして・・めんどり美也子・・た、卵を産まさせて頂きますわ・・ どうぞ御笑覧になって・・」 両手を頭の後ろに組んで胸をのけ反らせながら、くねくねと尻を振ってみせる。凉子の手で前と後ろに呑み込まされた特大の卵の存在感が美也子の下腹部を圧迫するのだ。美也子の体中から脂汗が滲みだして、てらてらとぬめり光っている。ほつれ毛を頬にまとわりつかせながら苦しげに歪む美也子の貌。はぁはぁと息遣いが荒くなり秘肉の狭間から卵の先端が顔を覗かせ始めた。 「あぁ〜〜〜っ、ま、まずは・・オマンコから産んで御覧にいれますわぁ〜!さ、さぁ、智子様ぁ〜、笊を・・笊を、あててくださいませぇ〜〜〜!」 (あぁーっ、我が娘に・・こんな浅ましい姿を見られながら・・・) 美也子の尻が狂おしくうねり舞う。座敷中の者が、その凄絶な産卵シーンを固唾を呑んで 見守っていた。 (こ、これが・・これが・・めんどり芸・・) 美也子の股間に笊をあてがう娘の智子でさえ、目の前で悶え狂う美也子が母親である事さえ忘れたかのように、その淫猥なめんどり芸に目を奪われているのだ。秘肉からは夥しい淫液がたれ流れ、糸を引きながら笊の上に滴り落ちている。 「うっくぅううう〜〜〜、あぁ産まれる・・産まれるわぁ〜〜!こ〜〜っこっけこっこぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」 座敷中に響き渡る美也子の壮絶な鬨の声と共に、濡れそぼる肉襞を押し広げて、にゅるりと産み落とされる濡れ光る卵。 「はぁうぅ〜〜〜っ」 美也子は絶息するするような吐息をあげて、はぁはぁと肩で息をついている。智子の手に 掲げられた笊の中には、産み落とされたばかりの卵が淫液にまみれて湯気をあげているのだ。ただ唖然としてその卵を見つめている智子。 「あぁーーっ!次は・・次は・・けつの穴から産んで御覧にいれますわぁ〜!今度はサム様の手で笊をお願いいたしますぅ〜〜!」 休む間もなく美也子が叫ぶ。 「ウヒヒ・・美也子ノ・・イヤ、コレカラハ・・ママト呼バセテモライマス!サァ、ママ 思イ切リ、ケツノ穴開イテ産ミ落トシナサイ!」 智子から笊を受け取ったサムが、美也子の背後に廻って苦しげに喘ぐ肛門を、目を輝かせながら覗き込むのだ。 「あぁ、う、嬉しいわ・・サム様ぁ〜!めんどり美也子が、けつの穴でも卵産むとこ・・よく・・よく御覧になっててねぇ〜!」 美也子の肛門には更に一回り大きい卵が呑み込まされていた。サムの眼前で美也子の双臀が淫らにうねり狂う。下腹部を波打たせながら必死に力を込める美也子。その喉から獣じみた喘ぎ声が絞り出された。 「うぐぅ〜〜〜〜っ!」 黒花館で調教された肛門がみるみる盛り上がって特大卵が白い顔を覗かせる。大きな卵が肛門の襞を信じられないくらいに押し広げながら徐々に姿を現して来るのだ。美也子は黒髪を振り乱しながら白目を剥いて最後の力を振り絞る。 「ぐはぁ〜〜〜っ!あぁ〜、産むっ!産みますぅ〜〜〜〜っ!・・こーーーっ、こけこっこぉおお〜〜〜〜〜っ!」 美也子の肛門が限界まで開ききると同時に、一気に笊の中へと産み落とされる真っ白な卵。 「こりゃ、もの凄ぇもん見させてもらったぜぇ〜!」 見物の客達から溜息のような、どよめきが湧き起こった。 「うふふ・・・良かったねぇ、娘の結婚式で牝芸披露できて。これも黒坂組長の御陰なんだから!感謝するんだよ!」 嘲笑う凉子の声が、どこか遠い世界から聞こえるようだ。咽び泣く美也子の細い肩が震えていた。 終幕 美娼転生 黒坂邸では、本日最後の催しが行われようとしていた。灯りを消されて真っ暗になったと思うと、先程まで新郎新婦が座っていた金屏風の前だけピンクのスポットライトで照らされる。そこには先程まで置かれていた御膳や座蒲団は片づけられて、その代わりに白い敷き布団が敷かれていた。赤い枕がふたつ仲良く並べて置かれている。本日晴れて夫婦となったサムと智子による夫婦となって初めての白黒ショーの御披露目が行われるのだ。 「それでは、サムと智子の入場です!」 修次のアナウンスと共に、全裸となったサムと智子が座敷に入って来た。布団の上に並んで座ると客座に向かい、手をついて丁寧にお辞儀をする。固唾を呑んで見守る客座の男達。無言のままサムが智子の肩を抱き寄せると二人は熱いディープキスを交わすのだった。 「今夜ノ智子ハ、トテモ可愛イ!」 「あ〜ん、嬉しいわ!サム!」 くちゅくちゅと激しい音を立てながらサムの、あの爬虫類のような長い舌と智子の可憐で柔らかな舌が激しく絡み合う。美也子を鳥肌立たせたサムの舌も智子にとっては愛しい舌なのだ。 「智子、おまえ達はもう夫婦なんだよ、サムなんて呼ばずに、あなたって呼ばなきゃ。」 そでから小声で凉子が声をかける。 「あ、あなたぁ〜」 智子は恥ずかしげにそう言うと、甘えるように身体をすり寄せて、さらに激しいキスをせがむのだ。長いディープキスが終わると智子の唇がサムの乳首を優しく愛撫し始める。 「ぐひひ・・夫婦の白黒ショーって言うだけで、けっこう淫靡なものになるもんだな!」 凉子の隣で感心したように呟く黒坂。智子の唇は徐々にサムの下半身へと移っていく。 「おぉーーーっ」 サムが天井を仰いで歓喜の溜息を吐いた。すでに隆々と怒張したペニスには智子の白い指が絡みついて、ゆっくりとしごいているのだ。黒く巨大なペニスと智子の白い指の対照が 見る者の淫らな情欲を刺激してやまなかった。やがて柔らかな唇がそっとペニスの先端に 触れる。愛しそうにちろちろと舌を這わせる智子。サムの手が優しく智子の髪を撫でている。 「あぁ〜ん、美味しいわ・・あなたぁ・・」 智子は小さな口を精一杯に開いて、サムの巨根を喰わえ込む。ゆっくりと顔を前後に動かしながらはち切れんばかりの唇で締め付ける。それは次第に激しさを増し、くちゅくちゅと卑猥な音を響かせるのだった。 「ウォーーーッ!智子ォ〜〜〜ッ!」 堪らず妻の名を叫ぶサム。客座の男達も咳ひとつ立てずに卑猥な夫婦白黒ショー見守っているのだ。やがて智子は顔を離すとサムに、おねだりすような視線を送って、にっこり微笑んだ。息のあったコンビらしくサムが頷くと、智子はその膝の上に対面位で跨る。自分の指で秘肉を開きながら、夫の巨根を喰わえ込んでゆくのだ。16歳の少女には身に余る黒い肉棒が柔らかな襞を押し広げながら、ゆっくりと挿入されてゆく様子に客座の皆が唾を飲み込む。 「くはぁ〜〜〜〜っ!いい・・いいわぁ、あなたぁ〜〜〜〜」 幼い顔を仰け反らせて智子が歓喜の声をあげる。黒い巨体にしがみつくように乳房を押しつけてぴくぴくと震える智子の華奢な身体を折れんばかりに抱きしめるサム。様々に体位を替えては濃厚な性交を披露しながら、二人はクライマックスへ向かって登り詰めていくのであった。 @@@@@ 智子の幼くも激しい喘ぎ声で座敷中が満たされている中、客座の片隅ではぬちゃぬちゃと卑猥な音が響いている。黒白ショーの傍ら、牝芸人美也子が『蜜壺廻し』の真っ最中なのだ。一人一人客の膝に跨っては男根を媚肉に喰わえて精液を搾り取って廻る牝芸である。 今はさいぜんお預けを喰らった権藤の膝に跨り、白い尻をくねらせている最中だった。 「うぅっ!怖ろしく気持ちの良いマンコだぜ!これが、あの海堂美也子のマンコだと思う だけでも堪らんのによぉ〜!」 「いやぁん!そんな呼び方しないでって、さっきも言ったでしょ?」 そう言って求めるように舌先を伸ばしながら、権藤の唇にむしゃぶりつく美也子。 (お好きなだけ、海堂美也子を味合わうが良いわ・・) 「うっ!」 いきなり唇をふさがれた権藤が吃驚して呻く。柔らかい舌が権藤の口の中に押し入りねっとりと蠢くのだ。美也子の尻の動きが激しさを増し、媚肉がきゅーっと収縮する。 「おぉーーっ!」 思わず叫びながら激しく美也子の中に精を放つ権藤。同じくして上座でもサムと智子が絶頂を迎えようとしていた。 「あっ、あぁ〜〜、あなた、いく、いくぅ〜〜〜〜〜っ!」 娘の感極まった叫びを聞きながら、ようやく唇を離して権藤を見つめる美也子の貌には妖艶な微笑みさえ浮かんでいる。 (うぐっ!こ、こいつは、まさしく生き弁天のような女だぜ!) 智子の切ない喘ぎ声が続く中、美也子はゆっくり立ち上がって次の席へと歩んでいく。その貌には不思議な安らぎの表情さえ浮かんでいるようだった。それは守るべきもの、すべてを失った海堂美也子が、地獄の中で生きる道を、ようやく見い出した安堵の姿だったのかも知れない。次の男を微笑みながら見下ろす美也子の太股を、どろりと白い精液が伝わり落ちた。 -完- |
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