美夏に案内されて絨毯の敷き詰められた廊下を歩いていく由美子。そこかしこに高価そう
な彫刻や絵画が飾り付けされている。美夏の話ではどれも父親が海外出張の度に買い集めた
物らしい。
「お父様が長い間、海外出張されてると随分と寂しいんじゃない?」
由美子は壁に飾られた素晴らしい絵画の数々に賞賛の溜息を吐きながら、にこやかに美夏
に話しかけた。
「ええ、小さい頃はとても寂しく感じてましたけど、今ではすっかり慣れっこになっちゃっ
て・・それに新しい義母さんも、とても私や兄に良くしてくださるんで、ちっとも寂しくな
んてないんですよ!」
16才の女の子らしい可愛い笑顔で答える美夏の姿は、由美子からは幸せな家庭に育ったご
く普通の女子高生にしか見えない。だが美夏の表情に、その時一瞬の妖艶な笑みがよぎった
事には気づかなかったのである。
美夏の案内で長い廊下の角を幾つか曲がり、やがて重厚な構えのドアの前に達するとドアの
ノブに手を掛けて美夏が微笑んだ。
「さぁ、先生お入りになって!義母も兄も中でお待ちしてますわ。」
美夏は、そっとドアを開いて由美子を中へと誘う。そして一歩部屋の中に入った由美子の顔
は驚愕に凍り付く。
「こ、これは一体・・あ、あなたがたは・・」
激しいショックでその先が続かない。その場に立ちすくむ由美子の体は小刻みに震えている。
「あら、先生驚かしちゃってご免なさいね!以前一度お会いした事あるはずですけど改めて
紹介しますわ!兄の祐一と義母の留美子です。」
由美子の後ろでドアを閉めながら美夏が微笑む。
(うぅっ!)
それは由美子には信じられない淫らな光景であった。ちょうど由美子の正面には深々と祐一
がソファに腰を降ろしている。祐一は下着一枚身につけない全裸なのだ。そして大きく開い
て投げ出された祐一の両足の間には、祐一の猛々しく怒張したペニスを淫音を響かせて舐め
しゃぶる留美子の姿があったのである。祐一の股間にうずくまる留美子も身に纏う物もない
素っ裸だった。只一つ、甲斐甲斐しく奉仕する留美子の細首には黒い犬の首輪が嵌められて
いる。時折首輪に付けられたチェーンの一端を祐一が引っ張る度に苦しそうな留美子の声が
漏れてきた。
「おい、留美子!先生がお越しになったぜ!ちゃんと御挨拶しな!」
義母に対する言葉遣いとは到底思えない祐一の言葉だった。髪を掴まれて強引に怒張から引
き離された留美子の口から涎が糸を引いて滴り落ちる。
「あぁーっ、吉野先生・・こ、このような姿をお見せして死ぬ程、恥ずかしゅうございます
わっ!」
留美子の目から涙が溢れる。
「お、お母様、い、一体これはどう言うことですの?」
やっとの思いでこれだけ言うと真っ赤な顔をして由美子は全裸の義母と息子から目を背けた。
「あぁーっ、先生・・・それはお聞きにならないで・・私は・・私はこの家に飼われる惨め
な牝犬に成り果てましたの・・」
留美子の言葉は嗚咽に呑み込まれていく。
「うふふ・・先生が驚くのも無理ないわ!この前、義母が先生とお会いした時は、まだ留美
子を人間扱いしてやってた頃ですものね!お上品に着飾ってつんとお澄まししてたのが今で
は犬猫同然の素っ裸で飼われる惨めな姿を晒してるんですもの!」
そう言って可笑しそうに笑う美夏。
「まぁ、先生そんなに固くならないで気を楽にしなよ!俺たちは先生が家に来てくれて本当
に嬉しいんだから。」
身をすくめて震える由美子を楽しげに見やりながら祐一は留美子の首輪を引っ張った。
「あぅっ!」
「さぁ、吉野先生に牝犬の御挨拶をちゃんと見て貰いな!」
「あぁ〜っ、先生、お笑いにならないでね・・・」
留美子は辛そうに顔を伏せると、悠然と見下ろす祐一の足元に四つん這いになってひれ伏す。
そして脂の乗った見事なヒップを由美子に向けてグィッと突き出した。そのまま股を開いて
背筋を仰け反らせると、留美子の恥部があられもなく由美子の目に飛び込んで来るのであっ
た。
「お、お母様、ば、馬鹿な真似はお止めになって!」
留美子のとった屈辱的ポーズに驚きを隠せず由美子は叫ぶ。
「うふふっ!陰毛は一本残らず抜き取ってあるから、オマンコもお尻の穴もはっきり見える
でしょ?」
学校での美夏からは想像出来ない卑猥な言葉が由美子には信じられない。
「ふふふ・・こうしてオマンコとけつの穴で御挨拶するのが牝犬の作法なんだよ!そうだよ
な!留美子?」
「あぁ〜っ、よ、吉野先生・・こ、これが牝犬留美子の歓迎の御挨拶ですわ・・本当に今日
は、わざわざお越しくださって嬉しゅうございます。こ、こうしてオマンコと尻の穴をお見
せする事ぐらいしか歓迎の気持ちをお伝え出来なくて心苦しゅうございますけど、どうか、
ゆっくりなさってってくださいましね。」
そう言いながら双臀をクネクネとうねらせて剥き出しの性器を見せる留美子の姿に由美子は
呆然となった。
「お、お母様、もう、もうお止めになって〜!」
「あら、先生、そんなに遠慮なさらないでいいんですよ。留美子の歓迎尻振りダンス、じっ
くりと見てやってくださいね!」
「み、美夏さん、わ、私、帰らせて頂くわ!」
由美子は、真っ青な顔でドアのノブに手を掛けるがそれはビクとも動かなかった。
「あら、先生ったら、まだいらしたばかりじゃないの。お楽しみはこれからよ!」
そう言う美夏の顔には、これまで由美子が見た事もない妖しい笑みが浮かんでいる。
「そうだよ、先生!これからまだまだ面白い物見せてあげようと思ってるんだから、ゆっく
りしていって貰わなきゃな!」
蛙を睨む蛇のような祐一の視線に射すくめられて由美子の体は硬直したように動けなかった。
「ふふふ・・・これから俺たち家族の秘密を先生に見せてあげるよ!おい、美夏!おまえも
裸になって本当の姿を先生に見て頂きな!」
兄の祐一に、にっこり笑って答えると美夏は制服のボタンをはずしていく。上着が脱ぎ捨て
られ、スカートのフックに手を伸ばすと、やがてそれは、はらりと美夏の足元に滑り落ちた。
眩しいくらいの真っ白な太股が露わになる。ブラウスを取ると、もう美夏の身を覆う物はブ
ラジャーとパンティだけとなった。
「み、美夏さん、何してるの!止めて、止めてちょうだい!」
狼狽した由美子は必死に美夏を制しようとするが、そんな由美子に、ちらりと悪戯っぽい眼
差しを投げ掛けながら、16才の少女とは思えぬ色っぽい仕草で美夏はブラジャーをはずす
と床に、はらりと落としてみせる。ふくらみかけた蕾のような乳房の先端に若さを誇示する
かのようピンク色の乳首が、つんと尖っていた。そして美夏は躊躇いもなくパンティも脱ぎ
捨てるのだった。
「先生、改めて紹介するぜ!これが俺の妹であり、女でもある美夏だよ!」
それは、あまりにも恐ろしい祐一の言葉であった。
「お兄さまっ!」
美夏が祐一の胸に甘えるように身を委ねていく。細い裸身をしっかりと抱きしめる祐一。ど
ちらからともなく唇を重ね合い、やがてそれは舌を吸い合う激しいディープキスとなって、
ぬちゃぬちゃと淫らな舌の音を立て合った。美夏の左手が祐一の怒張を握りしめ、愛おしむ
ように、ゆっくりと扱き始める。
「あぁ〜、こ、こんな事って・・お願い止めて!あなた方は実の・・実の兄妹なのよ!」
由美子は、ショックのあまり、その場にへなへなと崩れ落ちた。
「あら、あら、先生には、ちょっと刺激が強すぎちゃったかしら?」
くすりと笑う美夏。
「ついでに、もっと凄いの見せてやろうぜ!さぁ、美夏、先生によく見えるように俺の上に
跨りな!」
両足を投げ出してソファに腰掛けている祐一に、可愛いお尻を向けて美夏が跨る。由美子の
目に美夏の秘肉が否応なく目に入ってくる。
「あぁーっ!」
思わず由美子が驚きの声をあげた。美夏の性器は、とても16才の少女のものとは思えない
くらいに成熟し、男の肉棒を喰わえ込む喜びに淫汁を、しとどに溢れさせているのだ。美夏
は由美子の目をじっと見つめながら、自ら、兄のペニスに手を添えて、ゆっくり腰を落とし
ていく。
「くは〜っ!」
兄の怒張を徐々に喰わえ込みながら、耐えきれない吐息を漏らす美夏。見てはならないと言
う気持ちとは裏腹に兄と妹のあまりにも淫靡な光景に、由美子の目は釘付けになって動かな
い。
「あぁ〜ん!お兄さまぁ〜」
美夏は、兄の肉棒を根元まで喰わえると腰を震わせて甘い嬌声をあげる。
「先生、美夏が俺の女だって事が、これで良く分かったかい?」
祐一の腰の動きが激しくなり、美夏の秘肉から、くちゅくちゅと卑猥な音が響き出す。
「お、お願い!もう止めて! こんな恐ろしい事、お父様がお知りになったら、どれ程悲し
まれるか分かってるの?」
涙声で訴える由美子に返ってきたのは驚愕すべき答えだった。
「ふふふ・・・本当のことを教えてやるよ!美夏を最初に女にしたのは、俺じゃなくて親父
なのさ!」
「な、なんですって!」
「へへへ・・驚いたかい?美夏は親父の手で男無しではいられない淫乱娘に仕込まれたのさ!
そして俺の誕生日のプレゼントとして妹の美夏を譲ってくれたんだよ!」
由美子の頭の中は真っ白になって言葉すら出ない。そんな中、美夏の喘ぎ声が一層激しくな
っていく。
「あぁん、留美子、舐めなさい!」
美夏の甲高い声に、留美子は、ぴくりと肩を震わせると、命令を受けた犬そのものに四つん
這いの首を伸ばして、愛液にまみれた美夏と祐一の結合部をピチャピチャ音を立てて舐め始
めるのだった。
(あぁーーっ、狂ってる。この家族は、みんな狂ってるわ〜!)
悪夢を見ているような思いに胸を潰される由美子であったが、この淫猥きわまる光景に、も
う一人の自分が淫らに反応し始めているのに気づき、ハッとする。
(う、嘘よ、こんな、こんな事って!)
由美子の秘肉が疼いていた。触らずとも熱い蜜液を滴らせているのがわかる。
(あぁ〜、だめ〜!どうしようもなく疼くわ〜!)
顔を紅潮させ、荒い吐息を吐き出しながら、もじもじと体を動かしだした由美子を見て、祐
一と美夏は、目を見合わせて微笑んだ。
「うふふ・・どうやら、お父様に頂いた秘香の効果が現れてきたみたい!」
「それにしても、この香の威力はいつもながら大したもんだよな!」
「私が最初にお父様に抱かれた時も、この香りに包まれていたっけ・・」
それは父親がインドから持ち帰った、カーマーストラ秘伝の催淫薬から作られた香であった。
匂いは密かな薔薇の香りに似て、由美子も特に気にも止めなかったくらいであるが、その催
淫効果は凄まじく、特に女は、この匂いを嗅ぐと、どんなに澄まし込んだ女であっても、た
ちまち淫らな色情狂に変貌するのである。
「さぁ、美夏、先生は暫く放っといて、たっぷり楽しもうぜ!」
美夏は兄と繋がったまま、体を回して正面から向かい合い、しっかりとお互い抱きしめ合う。
「ほら、留美子!今度は私のお尻の穴も舐めるの!」
美夏と祐一の愛液にまみれた舌先を、更に美夏のアヌスにまで伸ばして、ぺろぺろ舐め回す
留美子。そこには義母としての威厳は、ひとかけらもない、まさに一匹の飼い犬そのものの
姿であった。そして悪夢のような兄と妹、そして義母による背徳の饗宴がいつ果てるともな
く続いている中、由美子は、いつしかジャケットもスカートも脱ぎ捨てて、やがてパンティ
も自らの手でむしり取っていたのである。それに気付いた祐一が、にやりと笑って美夏に知
らせる。美夏は、ゆっくりと兄の体から離れると由美子の側に歩み寄り妖艶な眼差しで由美
子を見下ろした。
「先生、欲しい?」
由美子の目の前で自らの秘肉を指で押し広げて見せる美夏。中から溢れ出る白い精液が美夏
の太股を伝って、とろりと流れ落ちていく。
「あぁ〜、」
由美子が切ない眼差しで美夏を仰ぎ見る。
(さぁ、どうぞ!)
美夏は、祐一のペニスに向かって、そっと顎をしゃくってみせた。吸い寄せられるように祐
一のペニスに這い寄る由美子。やがて娼婦のように淫らに舌をくねらせながら若きペニスに
むしゃぶりついてゆく。その瞬間、淫獣地獄への第一歩を踏み出した事を、由美子は気付く
よしもなかったのである。
前編 終わり
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