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牝犬飼育場

亭主が作った借金の方に、いやいやながら一晩の約束で、黒田に抱かれた美津子だったが、
美津子の美貌と嗜虐心をそそる肉体に目を付けた黒田により、そのまま拉致され人里離れた
隠れ家へと連れ去られた。そこは黒田の裏の稼業である牝犬商人としての正に牝犬飼育場で
あった。



美津子がそこに見たのは信じられない光景だった。部屋の両側に、向かい合うように幾つか
並べられた狭い檻のなかには、素っ裸にされ首輪だけを身につけた女達が閉じこめられてい
た。黒田が入って来るのを目にするや、女達は弾かれたように体を起こすと大きく足を拡げ
て犬のちんちんポーズをとって一様に不安と媚びを湛えた眼差しを黒田に向けているのだっ
た。更に美津子を驚かせたのは女達の誰もが陰毛を剃り落とされ性器を剥き出しにさせられ
ている事だった。

(あぁー、何てひどいことを・・・)

「ふ・ふ・ふ、ずいぶん驚いたようだね。」

真っ青な顔でぶるぶる震えている美津子の顔を楽しそうに覗き込みながら黒田はそう言うと
美津子の豊かに盛り上がった尻に手を回し、スカートの上からいやらしく撫で回した。

「あんたみたいな美人で、これだけいい尻してたら、ここでも一番の牝犬になれるぜ!」

「いやっ、やめてください!」

美津子は黒田の玩弄から逃れるように体を捻ると、きっと黒田を睨み付ける。

「ふん、随分と気の強い奥さんだな。まぁ、そうしていられるのも今の内だけだ。後一ヶ月
もすれば、あんたも他の牝犬達同様、オ○ンコ、おっぴろげてまん汁垂らしながら俺の足元
でちんちんポーズしてるだろうよ。」

「ばかなこと、言わないで!誰がそんなことするもんですか!」

美津子は底知れぬ恐怖におののきながらも、精一杯の気丈さを振り絞って黒田に抗ってみせ
るのだった。

「ちょうど牝犬共の排泄の時間だ、これからあんたに面白い物見せてやるよ。」

そう言うと黒田は壁に掛けてあった鞭を手に取り、牝犬達の入っている檻の戸を開き始めた。
狭い檻から追い立てられるように出てきた牝犬は全部で六匹、二十代から三十代と思われる、
いずれ劣らぬ美貌の持ち主である。

「さぁ、さっさと歩くんだ!」

羊飼いに追われる羊の群のように黒田に追われながら、牝犬達は四つん這いの格好で外へ向
かって歩き出した。無論、黒田や美津子からは性器も肛門も丸見えである。美津子の心臓は
余りの現実離れした光景に張り裂けんばかりに高鳴っていた。やがて建物の外まで出ると、
そこは広い空き地になっておりその一画に向かって牝犬達が追われていく。

そこが牝犬用の排便所だった。排便所と言っても特に囲いがしてあるわけでもなく文字通り
の吹きさらしの場所である。そして、そこには電柱を思わせる数本の太い丸太が、等間隔で
地面から2メートル程頭を出して埋め込まれているのだった。

(あぁー、まさか、あの柱は・・・)

美津子の胸に恐ろしい予感が渦巻いた。そして、その予感は的中した。六匹の牝犬達は四つ
ん這いでそれぞれ柱の根本に這っていくとおずおずと片足を挙げて放尿を始めるのだった。

「おい、由美子もっと足を挙げんか!」

黒田は怒鳴ると持っていた鞭でピシッと一匹の牝犬の白桃のような尻を打ちつける。

「ひーっ、お許しください、ご主人さまーっ、」

由美子と呼ばれた牝犬が悲鳴をあげてこれ以上は上がらぬと言う位、高々と片足を持ち上げた。

「いつも内股が引き攣るぐらい足を上げて小便するのが牝犬の作法だと教えてあるだろう!」

今度は由美子の高々と掲げられた内股を下から掬い上げるように鞭が打ち込まれる。
静寂とした空き地の中に絹を裂くような由美子の絶叫が響き渡った。

(こ、これはきっと悪い夢をみてるんだわ。)

必死に恐ろしい現実を否定しようとする美津子に黒田の更なる残酷な言葉が追い打ちをかける。

「ふ、ふ、ふ・・、次は牝犬達の大便の作法をご覧に入れるよ。見てみな、したくて堪らない
って、みんな尻をふりふりしてるだろ。おまえが来る前から牝犬共には腹一杯浣腸をぶち込ん
どいてやったのさ。もう我慢も限界の頃だぜ。」

もうこれ以上耐えられないと言うように美津子は顔を背けてじっと目を閉じた。そんな美津子
の端正な顔立ちを横から満足そうに覗き込みながら黒田は強引に美津子の髪を掴んで前を向か
せた。

「ほら、死ぬ程恥ずかしい排便ショーを先輩牝犬達がこれから見せてくださるんだ、ちゃんと
目を開いてしっかり見せてもらわなきゃ失礼だろ。それとも言うこと聞かずにこの場で素っ裸
にされて真っ赤になるまで、その艶っぽい尻を鞭で叩かれたいか?」

威嚇するように黒田は美津子の足下の地面を鞭で叩いた。

「あぁー、見ます、見ますから乱暴はしないで。」

その激しい鞭音にびくんと体を震わせて美津子は怯えた視線を再び白い牝犬達に戻した。
いくら人里離れた場所とは言え、誰が何処から見ているとも知れない見晴らしの利く空き地の
一画で素っ裸の牝犬達が大量浣腸の苦痛に身悶えしながら自由に排便する事も許されず飼い主
の許可を待ちわびて、すすり泣く様は、とてもこの世のものとは思えない光景だった。

「よし、楽しい排便ショーの始まりだ、良く見て覚えるんだぞ、いいな美津子?」

そう耳元に意地悪く囁きかけながら、ねちっこく尻を撫で回してくる黒田に対して、美津子は
もうあらがう気力も無くしていた。

「さて、誰から始めてもらおうかな?」

四つん這いのまま、迫り来る便意に泣きながら体を震わせてる牝犬達を悠然と見下ろしていた
黒田は、やがて一匹の牝犬の側に寄ると、その豊満な尻をぴしゃりと平手で叩いて言った。

「よし、一番目はお前だ、綾!」

「は、はい、ありがとうございます、ご主人様ーっ。」

綾はようやく地獄の苦しみから解放される安堵感と人間としての尊厳を奪い取られ一匹の牝犬
として恥辱に満ちた排便行為を強いられる惨めさとにぼろぼろ涙をこぼしながら四つん這いで
大便用に掘られた穴へと歩んでいった。穴は幅50センチ長さが1メートル程の縦長の長方形
に掘られている。羞恥に赤く顔を染めながら綾は穴を跨いで手のひらを前方の地面につけると
そのまま双臀を高々と持ち上げて四肢を突っ張った四つん這いの姿勢になった。
美津子の立っている所からは綾のすらりと伸びた両足と豊満なヒップ、そして剥き出しにされ
た性器や肛門までが・・・

(あぁーっ、あんな惨めな姿で・・いやーっ、絶対にいやーっ!)

「ほら、新入りに牝犬のいやらしい、けつの穴がどんなもんかもっと良く見せてやりな!」

黒田は綾の双臀を鷲掴みにすると、ぐいっと左右に割開き羞恥と屈辱にむせび泣く綾の肛門を
一層、剥き出しにさせる。

「美津子、良く見ろ!早くうんちさせてくださいって、ひくひく動いてるだろ。これが牝犬の
けつの穴だ。綾も以前はお手伝いを住まわせるような上流家庭の若奥様だったが今じゃこの様
だ。美津子の上品なけつの穴も、今にこんないやらしい、けつの穴に変えてやるから楽しみに
してるんだぞ。」

(あぁーっ、どこまで、嬲りものにすれば気がすむの・・・)

楽しくて堪らないというふうに、玩弄する黒田に底知れぬ恐怖を感じながら、この先どのよう
な地獄の日々が待っているかと思うと一筋の涙が美津子の目からこぼれ落ちた。

「あうーっ、ご、御主人様ーっ!も、もうダメです。は、早く許可を頂かせてくださいませー」

四つん這いでぶるぶる尻を震わせながらの悲鳴とも思える綾の懇願に、黒田が笑いながら答えた。

「よし、世界中に聞こえるくらい大声でうんちさせてくださいっておねだりしろ!」

「はいっ、ど、どうか、あ、綾にうんちさせてくださいませーっ、お願いっ、綾が汚いけつの穴
から、うんち垂れ流すとこ良く御覧になってーっ!」

綾が泣きながら絶叫する。

「もっと、大きな声でもう一回!」

ぴしゃりと綾の尻を黒田が叩く。

「あひーっ、お願いしますーっ、綾に、綾に、うんちさせてくださいませーっ!見て!見て!綾
のけつの穴見てーっ!」

更に何度もやり直しを命じられて半狂乱になったかのように泣きわめきながら許しを求めて絶叫
する綾に、やっと黒田の許可が下りる。

「あぁーっ、牝犬綾、うんちさせていただきますーっ!」

絶叫と同時に、凄まじい破裂音をともなって綾の尻穴から黄土色の流動体が噴出した。ぼたぼた
と地面に涙を落とし真っ赤な顔ですすり泣きながら腹の中にあるもの全部を絞りださんばかりに
何度も何度も黄土色を噴き出す綾の姿に、美津子はショックを隠しきれず蒼白な顔で震えている。
そして、その後も残った5匹の牝犬達の排便を哀願する絶叫が森閑とした空き地に何度も何度も
響き渡るのだった。

「ふ、ふ、ふ、なかなか面白い見せ物だったろう?」

四つん這いのまま横一列に並ばされた、牝犬達の尻にホースからの水を浴びせかけながら黒田が
更に続ける。

「いよいよ、明日からは美津子も牝犬として、けつの穴剥き出しでうんちのおねだりするかと思
うと楽しくて、わくわくするぜ。」

「いやーっ、いやよ!そんなの絶対にいやだわーっ!お願いだからそんな事させないでーっ!」

泣きながら黒田に縋り付いて美津子は懇願した。

「ふ、ふ、ふ、さっきより随分しおらしくなったな。その調子でうんと可愛い牝犬になるんだぞ。
さぁ、牝犬共が小便かけてた柱を見てみな、よく見ると名札が張り付けてあるのが見えるだろ?」

そう言われて涙に潤んだ眼差しを向けると確かに小さな白いプレートが目に入った。そして更に
よく見ると、それには文字が書かれている。美奈21歳、由美子19歳、美香24歳、綾34歳、智恵25歳
洋子30歳、そして一番右端の柱に視線を向けた途端、美津子は絶望の悲鳴をあげて、その場に
崩れ落ちた。そこには真新しい文字でこう書かれていた。



                 「美津子29歳