奴隷選別所
日本人奴隷を詰め込んだ大型トラックが臨時奴隷選別所に次々と到着する。各地域に設けられた選別センターだけでは処理出来ない為、閉鎖された倉庫や工場が一時的に選別所として使われているのだ。 まだ13歳の祐介が家族と共に連行された場所も、朽ちかけた廃工場を利用した臨時選別所のひとつであった。
ここでは性別・年齢・体力・容姿等の基本的な項目をチェックされるのは勿論だが、特に重要項目として生殖能力を徹底的に検査されるのである。戦勝国連合による奴隷管理センターの施策として日本人奴隷の恒久的繁殖が不可欠なのだ。
各国から派遣される奴隷管理スタッフも大幅に不足し、大学の獣医学部には新たに日本人奴隷専門の学科が増設された。現在は、そこで奴隷繁殖学を学んだ学生が実習を兼ねた臨時選別員として大勢派遣されているのだ。臨時選別員になると、将来は奴隷選別センターで引き続き正式職員となって働けるだけでなく、更にその上の奴隷管理センターで働ける道も開けるとあって、多くの若い学生たちが自ら志願して日本へやってくる。
「ねぇ、見てこの若いオスのペニス。13歳にしては発達してるじゃない!繁殖用に向いてるわよ!」
無理やりペニスをしごかれ勃起させられた祐介が、辛そうに顔を仰け反らせる。隣では妹の優香が幼い性器と肛門に指を突っ込まれて触診される苦痛と屈辱に泣きじゃくっていた。
「睾丸の重量も規定値以上だわ。種付けオスとしてAファーム行きね」
ここで選別を行っているのは、同じ大学で奴隷繁殖学を学び、つい最近日本に着いたばかりの女子学生のグループだった。彼女らはここで実習を積み将来は、奴隷管理センターの上級スタッフとなる事が夢なのだ。
「ふふふ・・・Aファームって40歳以上の牝に種付けするとこでしょ?毎日、朝と晩に一時間づつ交尾タイムがあるんだって!」
「きゃーっ!ちょっと、仕事中に変な話しないでよ!」
どっと彼女たちの間に笑い声があがった。
「こっちの若い牝は、性器も肛門も綺麗で異常もないわ!年齢が12歳だし容姿が良いから輸出用ね。」
「あら、お気の毒!アラブ辺りの変態オヤジに買われてセックス奴隷にされるかもよ!」
冗談が飛び交い、にぎやかな笑い声の絶えない彼女らによって、次々と選別されていく日本人奴隷たち。選別済みの奴隷が天井のベルトコンベアーに家畜のように吊されている。尻にスタンプで、選別マークが押されると、コンベアーのボタンが押される。コトコトと音をたてながら200メートル離れた別棟の配送ホームへ運ばれ、再びトラックに詰め込まれるのだ。祐介と家族はそこでバラバラになった。父と母そして姉と妹がどこへ連れて行かれたのか知る由もなかった。
祐介13歳
祐介が運ばれた先はAファームと呼ばれる広大な施設であった。各種ファームの中で繁殖用ファームの特徴は、日本人奴隷の繁殖に主眼がおかれ多様な組み合わせでテストを行い効率的な奴隷繁殖方法を研究している点である。繁殖用ファーム自体も、オス牝の組み合わせ方から交尾の回数や交尾方法などの違いにより、それぞれ別ファームに細分されている。Aファームでは、13歳から16歳までの若いオスと40代の牝を組み合わせた繁殖が研究されているのだ。繁殖に適すると判断された該当年齢のオスと牝が集められ、すべての奴隷に毎日朝と夕方2回の強制交尾が義務づけられている。繁殖用奴隷と言っても、当然他の一般ファーム同様、交尾時間以外は労働が課せられるのだ。ただAファームの場合、繁殖用奴隷の年齢と本来の目的から、労働時間は朝7時から夕方6時までと、他の奴隷ファームより遙かに短い労働時間で、労働内容も軽作業が中心である。
Aファームでは、40代と言う繁殖能力の低下した牝と、思春期の若いオスの精液との掛け合わせによる妊娠研究を行い、繁殖率向上のため様々な試験が行われているのだ。ここでは朝6時と夕方6時の、それぞれ一時間づつ奴隷たちは強制的に交尾させられるが、思春期のオスの数が牝より圧倒的に少ないが為に、当然オスは複数の牝との交尾が必要とされた。その為にオスは一日二回、繁殖指導員の手で精液分泌機能を増強させる薬品を睾丸に注射される。また牝には妊娠を促進する成分が混ぜられた餌が毎日与えられるのである。
40キロもある肥料袋を担いで、祐介は照りつける日射しの中を、よろよろと歩いていた。朝7時から始めて、すでに8時間も肥料工場から倉庫までの500メートルの距離を重い袋を担いで運んでいるのである。倉庫に運び込んだら再び駆け足で工場に戻り、次の袋を担ぐ繰り返しが延々と続くのだ。
「そろそろ交代の時間です。今日は暑いですね。」
腕時計の針が、間もなく午後4時を指そうとした頃、シンディが笑顔をみせながらやって来た。ハイスクールが終わった後、この時間からが監視のアルバイトなのだ。
「待ってたわよ!シンディ」
ファームスタッフのリサが、にっこり微笑む。さすがに3時間椅子に座りっぱなしなのも疲れるのだ。3時間交代でスタッフが監視につくのだが、4時からの残り二時間はアルバイトに任せる事になっていた。シンディがここでバイトを初めたのは2ヶ月前からだ。両親がファームのスタッフとして働いている関係で、ここで働く事になったのである。シンディはこのバイトが楽で気に入っていた。仕事と言っても椅子に座っているだけだし、その間奴隷たちを監視する合間にコミック雑誌を読もうが音楽を聴こうが自由なのだ。
「あー、やっと解放されるわ!シンディ、後は任せたわよ。そうだ、この漫画読み終わったからあげるわ、面白いから退屈したら読みなさい」
リサはそう言うと、シンディのほっぺにキスして帰っていった。シンディは椅子に座ると暫くオス奴隷たちの様子を一通り眺めた。少しでもオス奴隷の動きが鈍いと、その奴隷番号を管理シートにチェックするのが仕事なのだ。彼女の前を、粉と汗にまみれた全裸の少年たちが、蟻のように働かされていた。
祐介がここに来てから3ヶ月が経とうとしている。まだ女を知らない祐介が強制的に母親と同年代の女と性交させられたショックは想像を絶するものだった。そしてその後の義務づけられた毎日の交尾と過酷な単純労働は祐介の精神をボロボロにしてしまうには十分であったのだ。それでも死んだ魚のような目で必死に重い袋を担ぎ続ける。少しでも休んで監視員にチェックされる事が恐ろしいのだ。この過酷な労働でさえ他のファームの労働より遙かに楽だと言われている。もし他のファームに廻されるような事にでもなれば、そこでの重労働は想像するだけで気絶しそうだった。
(あと2時間・・・・)
虚ろな頭に、今日の労働の残り時間が、ぼんやりと浮かんだ。それと共に祐介のペニスがむくむくと勃起を始める。一日二回激痛に涙をこぼしながら睾丸に打たれる注射のせいで、肥大化した祐介の睾丸からは多量の精液が分泌され、体がその捌け口を狂おしいほどに求めているのだ。毎日、この位の時間になると祐介の脳裏には種付け場に並ぶ女たちの白い尻が蠢いた。今はもう、かつての純情だった祐介の心はすでに死んでいた。過酷な労働の日々の中で、牝となった女と交尾できる時間だけが、出口のない地獄の中で唯一、生きている実感を味合う事ができるのだ。
(あぁ・・もう少しで牝を犯れる・・・)
乾いた口から、ぜぃぜぃと息を吐きながら祐介は、もう何百袋目か分からない重い袋を抱え上げた。
極度の疲労で朦朧となって口から涎を垂らす奴隷少年が、シンディの前を重い袋をよろけながら必死に運んでいる。そのペニスは怒張して天を仰いでいるのだ。シンディは、その姿を見ながら、退屈そうに可愛いあくびをひとつすると、リサに貰った漫画雑誌を読み始めた。
祐介の母(三奈子 42歳)
祐介の母親、三奈子は繁殖用牝奴隷として祐介同様、Aファームに連れてこられていた。息子が同じファームに居ることも知らず、祐介と同じ地獄を味わっていたのである。今は広大なAファームの中に設けられた多種多様な工場の中の一つで連日10時間働かされていた。繁殖用牝奴隷の労働は工場内での軽作業が中心である。オスと違って途中一時間の休憩も与えられるが、三奈子のような40代の女の身ならずとも、それは地獄に変わりはないのだ。
牝奴隷たちの尻には、所属工場の記号と奴隷識別ナンバーを組み合わせたレーザー焼き印が押されている。三奈子はBの刻印で始まる焼き印を押され、巨大な缶詰工場で働かされていた。三奈子に割り当てられた選別梱包エリアには数えきれぬほどのベルトコンベアーが列をなし、その上を絶え間なく大量の缶詰が流れてゆく。それを200人近い牝奴隷たちが、休む間もなく選別し段ボールに詰め込むのである。工場内はエアコンも設置されていない。機械の出す熱と蒸気で蒸し風呂のような暑さの中、死に物狂いで缶詰を箱に詰め、その重い段ボール箱で台車が一杯になったら、それを倉庫まで押して行く単純作業を毎日10時間繰り返すのだ。
牝奴隷たちは、この過酷な単純作業の連続の中で人間としての尊厳もプライドもボロボロに打ち砕かれ、いつしか本当の家畜へと変貌しつつあった。戦勝国の人間に管理される屈辱さえ消え失せ、性器や肛門を丸出しで晒している事すら当たり前の事と受け入れるようにすらなっていたのだ。三奈子も今では、一匹の牝家畜と成り果て、髪を振り乱して先勝国家の為に働いていた。作業に付いていけなくなると容赦なく更に厳しいファームへ送られるか、繁殖実験用のモルモットにされて解剖されると聞かされていたのだ。このような牝奴隷たちにとって唯一の救いが妊娠する事であった。妊娠した牝奴隷には、その時から出産まで月を追う毎に一時間づつ労働時間が減らされてゆくのである。地獄のような労働時間が、たった一時間減る事だけでさえ牝奴隷にとっては涙が溢れ出るほどの救いなのだ。朝晩の交尾時間に息子のような若いオスから、どん欲に精液を搾り取る様は、まさに牝蓄そのものの姿なのである。
地獄のような暑さと騒音の作業場に引き換え、ファームスタッフの管理ルームはエアコンによる空調と防音設備が施されて快適な環境が整っていた。管理要員は2交代制となっており、午前の受け持ちが終わる時刻が近づくと、午後からの交代要員がにぎやかに、おしゃべりしながら管理ルームに入ってくる。
「お疲れ様!午前中異常はなかった?なにか伝達事項あるかしら?」
「そうね、異常は別にないけど生産管理部からヨーロッパ向けを増産するよう指示があったわ。それによると午後からはラインを変更してコンベアスピードを20%アップする必要があるわね」
「OK!今日は外も暑いから作業場は最悪の蒸し風呂状態じゃない?これで20%スピードアップなら、牝豚たちも大変ね!」
「うふふ・・人件費がタダの上に、余計な電力も使わずに済むんだから、究極のコスト削減だわ。これからは増産体制を強化すると同時に、徹底的にコストを削減するのが生産管理部の方針なのよ。」
「汗みどろで働いて、奴隷を産み増やす事だけが、敗戦国の牝豚たちに出来る精一杯の償いって訳ね」
管理リーダー同士の、引き継ぎが終わると午後からの増産に向けてコントロールパネルのスイッチが切り替えられる。後は終了時間までスタッフ同士で、お茶でも飲んで、おしゃべりしながら牝豚の働きぶりを見物していれば良いのだ。
そうして午後からの労働は三奈子らにとって一層過酷なものとなった。滝のように流れ落ちる汗を拭う暇もない程の大量の缶詰が目眩のするような早さでコンベアーを流れていく。
あっと言う間に、台車の上に段ボール箱が積み上げられ、今度はそれを倉庫まで押して行かねばならないのだ。3人一組で選別と台車運びが交互に繰り返される。コンベアーから解放されて息つく暇もなく、重たい缶詰の詰まった箱が積み上げられた台車を工場の一番端にある配送倉庫まで押して行かねばならないのである。
重い荷を牛馬のように運ばされる辛さは体中が悲鳴をあげそうなほどである。三奈子の目から涙が流れ落ちる。まだまだ労働時間は、たっぷり残っているのだ。家畜の哀しみを骨の髄まで噛みしめて、三奈子は汗みどろになって重い台車を押し続けた。
種付け小屋
夕方6時になると。作業終了のベルが鳴り響く。この時間から牝奴隷たちは工場スタッフから繁殖指導員の管理へと引き渡される。工場の出口に設置された大きな液晶掲示板には、奴隷識別番号と共に、交尾場の小屋ナンバーが表示されており、それによって牝奴隷たちは指示された種付け小屋へ向かわねばならないのだ。
三奈子も、ふらつく足取りで指定の交尾場に走っていく。交尾は一列目から始められる。その為に前の列ほどオスの濃い精液が子宮に注がれるのだ。牝たちは先を争って、出来るだけ前の列を奪い合うのである。広大なAファームの中に交尾場はエリア毎、数十カ所に分散して設置してあった。ひとつの交尾場は30棟の種付け小屋に分かれており、それぞれにナンバーがふってある。一つの小屋が平均して牝40匹オス10匹の割合である。オスと牝には毎回ランダムに小屋ナンバーが指定され、一匹の牝が出来るだけ毎回違うオスと交尾するように計られているのだ。
18番種付け小屋がこの夕方、三奈子に指定された小屋だった。小屋は廃材とトタン板で作られた粗雑なもので、床は地面がそのまま剥き出しになっている。中に入ると交尾用の枠木が、ずらりと縦に4列横に5列設置してあり、ひとつの枠木に二匹づづ牝が四つん這いで並ぶようになっている。三奈子はかろうじて前から2番目の枠木に入ることが出来た。
(あぁ・・濃い精液で早く妊娠させて・・・)
祈るような気持ちで三奈子はオスを待つのだった。やがてすべての枠木に牝が並んだ事が確認されると繁殖指導員により夕方の餌が配られる。食品工場から出る残り滓と人蓄用に調合された飼料を混ぜ合わせた物で、繁殖用牝には更に妊娠促進剤が加えられている。それを毎日朝と夕方の交尾前に与えられるのだ。三奈子は容器に頭を突っ込んで、何の味付けもない餌をガツガツと食べている。死ぬほど腹が空いていた。12時間前に食べただけで、その後10時間も働き続けたのだ。そうして牝奴隷たちが犬のように四つん這いで餌を貪り食べている間に、繁殖指導員が手分けして一匹づつ牝の性器に、牝蓄用発情クリームを塗ってゆく。それにより餌を食べ終える頃には、牝の性器はオスのペニスをスムーズに挿入出来る状態にまで発情するのだ。
「人間も、ここまで来ると本当の家畜ね!戦争に負ける前は、自分たちがこんな運命になるなんて思ってもみなかったはずよ。今では奴隷民族として私達に奉仕し繁殖する為だけに、こうして餌を与えられて生かされてるんだから!」
「そうね、考えてみれば私だって、こうして牝奴隷の性器にクリームを塗るのが仕事になるなんて思っても見なかったわ!ふふふ・・・」
「きゃははっ!・・・ほんとだわ!でもここの繁殖ファームの牝は、こうして確実に交尾させてもらえるんだから、まだ良い方よね、しかも子供のような若いオスとよ!・・それに引き換え一般ファームの牝は、どんなオスであろうが死に物狂いで奪い合って妊娠するそうよ。」
「うふふ・・ねぇ今度、それ見に行きましょうよ!面白そうだわ!」
いくつもの牝奴隷の白い尻の間で、繁殖指導員は談笑しながら一匹一匹に発情クリームを塗りつけてゆく。やがて牝たちは太股に淫汁を垂れ流しながら、オスを求めて尻をくねらせ始めるのであった。
家畜たちの交尾
牝の尻を前にして祐介のペニスは、破裂せんばかりに青筋を浮き出させて怒張していた。繁殖指導員の指示でオスが、最前列に並ぶ10匹の牝の後ろに整列する。その列の牝を皮切りに、それぞれ後ろの3匹の牝と順番に交尾するのだ。祐介は一番端の列に割り当てられた。そのよどんだ眼差しは異様な熱を帯びて、目の前で淫らに蠢きながらオスを誘う牝の性器に注がれている。13歳の少年にとって、牝と交尾することだけが、この地獄の中で生きていける道だった。相手が母親のような女であっても、今はもう一匹の牝としてしか認識する事ができない程、このファームは少年の精神を破壊してしまったのだ。待ちに待った繁殖指導員の交尾開始の号令と共に、祐介は牝の尻に、むしゃぶりついた。
三奈子の前では、壮絶な10組のオスと牝との交尾が繰り広げられていた。一番搾りの精液を、たっぷり子宮に注がれる牝の喜びの鳴き声が、耳を聾さんばかりだ。
(あぁ・・私にも・・早く・・早くちょうだい・・)
三奈子は四つん這いのまま、我慢できないようにムチムチと盛り上がった双臀をくねらせている。やがて目の前の女が、感極まった叫び声と共に、がっくりとくずおれた。すぐに繁殖指導員が駆けつけて、牝の性器を指で押し広げ、ペンライトを使って膣内を検査する。十分な量の射精を確認すると、祐介に次ぎの交尾を指示した。三奈子はようやく自分の番が訪れた喜びにくねくねと尻をゆすってオスを歓迎する。
(は、はやくぅ・・お願い・・あなたの精液で・・私を妊娠させてぇ〜〜っ!)
祐介のペニスは先端から、白い精液を滴らせながら新たな牝の性器に、再び青筋を浮き立たせていく。むっちりとした尻肉を掻き抱くと深々と媚肉を貫いた。
「あうぅ〜〜〜〜〜っ!」
三奈子の口から獣の叫びのような歓喜の声があがる。
「うぅ〜〜〜ん・・あっ・あっ・・ち、ちょうだい・・若い精液・・いっぱい・・いっぱい・・ちょうだい・・」
うわごとのように、そう繰り返しながら三奈子は尻をくねらせていた。祐介は激しく腰をふって牝の媚肉に酔いしれる。この時だけは地獄を忘れる事ができるのだ。三奈子は甘えるように自分の尻を抱く若いオスを振り返り、その顔を見上げた。三奈子と祐介の視線が、ひとつに重なる。お互いのどんより曇った瞳で、祐介は母を三奈子は息子を認識した。だが二人の尻の動きは、益々激しくなり、三奈子の媚肉は搾り尽くさんとばかりに祐介のペニスに絡みつく。そして三奈子の子宮に祐介の熱い精液がほとばしった。どくどくと溢れ出る精液を飲み尽くすように媚肉が収縮する。どさりと倒れた三奈子の元に繁殖指導員が駆け寄り股を広げて性器をこじあけた。どろりとした大量の白い精液が膣内に溢れているのを確認すると、祐介に3匹目の牝との交尾を指示するのだった。
自分自身不思議なほど、三奈子にも祐介にも肉親同士が交わったショックも恐れの感情もなかった。三奈子は、ひたすら妊娠する事だけを願う牝と成り果て、祐介も牝と交尾する為だけに生きる種付けオスへと変わり果てていたのである。ぐったりと横たわりながら三奈子は明日もその先も、ずっと続いていく労働の辛さを思う事で頭は一杯になり祐介の事すら、もう忘れていた。
(お願い・・妊娠して・・・)
三奈子は祈るように呟いて、そっと自分の下腹部に手をあてる。次に祐介と交尾させられる機会があっても、なんの躊躇いもなく尻を差し出すだろう。地獄の労働と強制交尾の果てしない繰り返しが、母と息子から人間の尊厳を奪い去り、確実に繁殖用家畜への道を歩ませていた。
-おわり-
奴隷民族 (Aファーム編)