終章 哀しみの民族
「第3収容所」所長である彼氏とヒョンジュは、週に一回の逢瀬をヒョンジュの部屋で過ごすのが、陰鬱な収容所勤務の中で唯一の息抜きであり楽しみであった。一週間ぶりに会った二人は濃厚なディープキスを交わしながら愛を囁き合っている。その傍らにあるベッドの前には、2匹の牝蓄が逆さ吊りにされていた。二人がセックスを楽しんだあとで、ティッシュ代わりに性器の掃除をさせられるのだ。
ぎしぎしとベッドを軋ませながら、ヒョンジュは恋人の上に跨って激しく尻をふっている。
「あぁ〜〜〜ん、いい、いいわぁあ〜〜!」
一週間ぶりに味わう恋人の逞しい男根が、狂おしいまでに、ヒョンジュを燃え上がらせるのだ。二人は長い長い時間、蛇のようにお互いの体を絡ませあいながら、官能に酔いしれるのであった。
「うあぁぁあ〜〜〜〜、!日本人の舌が・・日本人の舌が〜〜〜っ!」
牝蓄の体を両腕で抱え込み、その頭を股間に挟み込みながら譫言のように口走り続けているヒョンジュ。その隣では恋人が、もう一匹の牝蓄の口に男根を喰わえさせ、二人が流し合った愛液を、舌で掃除させている。
「あうぅう〜〜っ!・・・あぁぁあ〜〜〜っ!もっと・・もっと・・舐めなさい・・あぁ〜っ!日本人・・日本人〜〜〜っ!」
自分の流した愛液と恋人の精液で、ねっとりと濡れそぼる性器を、擦りつけるように牝蓄の口に押しつけながら、ヒョンジュは太股で牝蓄の頭を捻りつぶさんばかりに締めあげて腰をグラインドさせているのだ。
(あぁ〜〜っ!我がT民族は・・・日本人を征服したのね・・・日本人の舌が・・・舌が・・・私たちの愛液を掃除してるわぁあ〜〜〜っ!)
生殺与奪の権を握り、日本民族を思うままに隷従させる喜びは、妖しいエクスタシーとなり、鳥肌が立つほどヒョンジュを快感の渦に飲み込んでいく。
「あっ!・・・あぁああ〜〜〜〜〜っ!またイキそうよ・・・イクわぁあ〜〜〜〜っ!」
ぶるぶると尻をふるわせながら、またもアクメを迎えつつあるヒョンジュ。溢れ出る愛液を必死に舌で受け止める牝蓄の顔を、ヒョンジュの軍事訓練で鍛えられた太股が更に締め上げる。
「あぁ・・イクっ!・・・イクぅぅう〜〜〜〜〜〜〜〜っ!」
ビクビクと激しく体を痙攣させながら、ついにヒョンジュは絶頂に達した。どっと愛液を溢れ出させる性器で鼻も口もふさがれた牝蓄は、苦悶に顔を歪ませて悶絶するのだった。
外から聞こえてくる歌声で、ヒョンジュは目を覚ました。暗い中、眠そうな目で時計を探す。枕元の目覚まし時計の針は、午前4時30分を指していた。牝蓄たちが労働作業出発前にK人民共和国国歌を斉唱させられているのだ。
(うふふ・・・毎日こんな朝早くから大変ね・・・我が民族に飼われる惨めさに泣きながら、今日もたっぷりと肉体労働に励むと良いわ・・・)
やがて国歌から「牝鶏労働歌」へと代わり、出発の号令と共に規則的な足音が動き出す。ヒョンジュの起床時間までは、まだ4時間もあった。再び恋人の胸に顔を埋めて目を閉じるヒョンジュ。遠ざかって行く「牝鶏労働歌」を聞きながら、ヒョンジュは心地よい眠りにおちてゆくのであった。
夜明け前の薄明かりの中「第7特別収容所」の裏門を、一糸乱れず両手両足を高々と振り上げて牝蓄たちの行進が通り過ぎて行く。今日もまた、厳しい肉体労働へ向かう牝蓄たちの哀しい歌声が、風に乗って原野の果てへと流れてゆくのだった
♪〜偉大なる将軍様と人民様のお情けで・・牝鶏は死ぬまでひよこを産ませて頂ける・・嗚呼この幸せを何と例えん・・・産んで・・産んで・・産み続け・・日本の牝鶏は・・将軍様と人民様にお詫びをさせて頂ける・・嗚呼この喜びを何と例えん・・K人民共和国に栄えあれ・・・〜♪
-完-